子どもが花粉症になる原因は?低年齢化の理由や家庭でできる対策を解説


かつては大人の病気と考えられていた花粉症ですが、近年では小さな子どものうちから発症するケースが増えています。

子どもが花粉症を発症する原因は、本人の体質だけでなく現代の環境の変化も影響していると考えられます。

花粉症の原因物質は、スギやヒノキ、ブタクサの花粉などがあり、飛散の時期もさまざまです。

子どもの花粉症の症状を少しでも和らげるために、適切に薬の力を借りつつ家庭での対策も続けていくとよいでしょう。

目次

花粉症が発症するメカニズム

花粉症は、体に入ってきた花粉を異物と判断して追い出そうとする、免疫系の過剰な反応によって起こります。

私たちの体には、特定の刺激に対してIgE抗体という物質を作る仕組みがあります。

この抗体が体内のバケツに溜まっていくように蓄積され、一定量を超えて溢れ出したときに初めて症状が出ると考えられています。

子どもの場合、生まれ持ったアレルギー体質だけでなく、これまでにどれだけ花粉にさらされてきたかという蓄積量が発症に深く関わっているといえるでしょう。

子どもの花粉症の原因となる植物の種類や飛散時期

「花粉症=春」というイメージが強いですが、実は一年を通してさまざまな原因物質(アレルゲン)が飛散しています。

子どもの症状が出るタイミングを確認し、どの植物が影響している可能性があるか把握しておきましょう。

植物名主な飛散時期特徴や見られる場所
スギ・ヒノキ2月〜5月日本で最も多く広範囲に飛散する
イネ科の雑草5月〜7月公園や河川敷など身近な場所に多い
ブタクサ・ヨモギ8月〜10月秋に道端や空き地でよく見かける

小児科や耳鼻科で行われる血液検査では、どの花粉に対してアレルギー反応が起こりやすいかを知ることもできます。

子どもが花粉症を発症する要因として考えられるもの

花粉症を発症する子どもとそうでない子がいますが、これにはさまざまな要因が組み合わさっていると考えられます。

子どもが花粉症を発症する主な要因
  • 両親あるいは片方の親のアレルギー体質の遺伝的要因
  • 腸内環境の変化が免疫系に影響を与えているという説もある
  • 住んでいる環境(花粉の飛散が多い、都市部で花粉が残りやすいなど)
  • 不規則な生活習慣などが、アレルギー症状に影響する場合もある

遺伝や住んでいる環境はすぐにどうにかできるものではありませんので、薬もうまく使いながら生活習慣を整えることから始めてみるとよいでしょう。

低年齢で子どもに花粉症の症状が出る背景

最近では2歳や3歳といった小さな子どもでも、鼻水や目のかゆみを訴えるケースが目立ちます。

これほどまでに低年齢化が進んでいる原因について、一般的に考えられるものを見ていきましょう。

花粉症の低年齢化の原因と考えられるもの
  • 地球温暖化の影響でスギやヒノキの花粉飛散量自体が増加している
  • アスファルト舗装が多く一度地面に落ちた花粉が何度も舞い上がる
  • 大気汚染物質が花粉と結合しアレルギーを悪化させる
  • 加工食品の普及を含めた生活習慣の変化が、一因となっている可能性がある

こうした環境の変化により、現代の子どもたちは、昔よりも早い段階で抗体のバケツがいっぱいになりやすい状況にあるといえるでしょう。

ある程度は仕方のないことと捉えて、花粉シーズンに合わせて早めに医師に相談し、薬を使い始めるなどの対策も検討してみてください。

家庭でできる子どもの花粉症への対策とケア

医療機関での受診と合わせて、家庭内で花粉との接触を減らす工夫をすることで、子どもの負担を軽くできる可能性があります。

家庭での花粉症対策
  • 帰宅した際は玄関の前で服についた花粉を払い落とす
  • 家に入ったらすぐに手洗いと洗顔で付着した花粉を流す
  • 花粉の飛散が多い時間帯は窓を開けての換気を控える
  • 洗濯物は外に干さず乾燥機や室内干しを活用する

これらは日々の積み重ねが重要ですので、ご家族で協力して取り組んでみてください。

子どもの花粉症の原因についてよくある質問

赤ちゃんでも花粉症になることはありますか?

0歳児での発症は非常に稀ですが、2歳前後からは発症する可能性が十分にあります。

鼻をムズムズさせていたり、目を充血させていたりする場合は、早めに医療機関への相談を検討してください。

どのタイミングで受診すればいいですか?

子どもの花粉症は、症状の出始めには風邪と見分けがつきにくいことがあります。

目のかゆみがある、鼻水がさらさらしている、鼻づまりがあるといった症状が子どもに多い花粉症の症状です。

花粉症は症状が強くなる前の対処が重要とされています。

「単なる風邪かも?」と思っても、上記のような症状が見られたら早めに受診すると良いでしょう。

検査をしないと花粉症の薬はもらえませんか?

血液検査などで原因を特定することは治療の助けになりますが、検査が必須というわけではありません。

問診や視診、症状の経過から医師が総合的に判断し、必要に応じた薬を提案することも一般的です。

どの花粉が原因物質となっているか知りたい場合には、医師に検査について相談してみるとよいでしょう。

子どもの花粉症の原因は花粉の蓄積や環境の変化が関係している!受診すべきか迷ったらオンライン診療での相談も検討して

子どもの花粉症は、花粉の飛散量の増加や生活環境の変化、そして体質といった複数の要因が重なって起こるものです。

この記事のまとめ
  • 原因となる花粉の蓄積量が一定量を超えると子どもでも発症すると考えられる
  • 飛散量の増加や環境の変化などが低年齢化の要因の一つとなっている
  • 症状が強まる前に専門医への相談を検討するとよい

気になる様子があるけれど受診すべきか迷うという場合は、自宅からスマホで利用できる小児科オンライン診療「あんよ」を使って医師に相談してみてください。

子どもの辛い症状を和らげるためには、まずは現状の症状について理解を深め、早めに適切なケアを検討することが大切です。

子どもの花粉症の原因はさまざまなので、「自分の体調管理が不十分だった」と責めることなく、専門家を頼っていきましょう。

LP