インフルエンザは、一般的な風邪よりも症状が強く、回復までにある程度の時間が必要です。
何日で治るのかについては、個人差が大きいため一概には言えませんが、一般的には1週間程度はかかるとされています。
インフルエンザの診断を受けた後は、周りへの感染予防にも注意しながら、脱水など心配な症状が出ないか慎重に見守りつつ、回復を待ちましょう。
正しい知識を持つことで、看病の負担を少しでも減らすお手伝いができれば幸いです。
インフルエンザは何日で治る?回復までの一般的な経過と日数
インフルエンザの症状が落ち着くまでの期間には、一定の傾向があります。
もちろん何日で治るのかには個人差はありますが、一般的なタイムラインを知っておくと見通しが立ちやすくなります。
熱が下がるまでの日数の目安
インフルエンザの発熱は、通常2日から5日ほど続くことが多いと考えられています。
抗インフルエンザウイルス薬を服用した場合は、1日から2日ほどで解熱の兆しが見えることもあります。
ただし、小さな子どもの場合は一度熱が下がっても、翌日に再び上がる二峰性発熱が見られることも。
これはインフルエンザで見られる特徴の一つと考えられていますが、別の原因が隠れている可能性もあるため、子どもの様子を注意深く見守りましょう。
咳や鼻水が落ち着くまでの期間の目安
熱が下がった後も、喉の痛みや咳、鼻水などの症状は数日間続くことが一般的です。
症状がなくなり、元の元気な状態に戻るまでには、発症から1週間程度が一つの目安となります。
体力が完全に回復するまでは、無理をせず自宅でゆっくり過ごすことが大切です。
子どもの顔色や機嫌を確認しながら、少しずつ日常生活に戻していきましょう。
免疫力や薬を服用するタイミングなど差が出る要因はさまざま
回復までの日数には、以下のような要因によって差が出てくる可能性があります。
- 発症から抗インフルエンザ薬の投与までの時間
- 子どもが元から持つ免疫力
- 熱などでよく眠れないことによる体力の低下
「何日で治る」というものではなく、さまざまな要因が回復までの期間に影響していると考えられます。
特に、抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑えるため、早めに服用を始めることで、症状が続く期間を短縮する一助となるというのが一般的な考え方です。
インフルエンザで学校や保育園を休む期間の数え方
インフルエンザにかかった時は、周りへの感染を防ぐために隔離期間には通院以外の外出を避けるようにしましょう。
幼稚園・保育園や学校については学校保健安全法という法律で、出席停止の期間が定められています。
症状が出なくなり、治ったように見えたからといって登園・登校できるわけではないことに注意してください。
発症した日を0日と数えるルール
出席停止期間を計算する際は、発熱などの症状が出た日を0日目として数えます。
病院を受診した日ではなく、あくまで最初に熱が出た日が基準となる点に注意してください。
発症から5日間は、周囲にウイルスを広げる可能性が高い時期とされています。
たとえすぐに熱が下がったとしても、この期間は登園や登校を控える必要があります。
解熱した後の経過観察期間
発症からの日数に加えて、解熱してからの日数も同時に満たす必要があります。
| 対象 | 発症後の経過期間 | 解熱後の経過期間 |
|---|---|---|
| 幼児(保育園・幼稚園) | 5日間が経過している | 3日間が経過している |
| 小学生・中学生・高校生 | 5日間が経過している | 2日間が経過している |
この2つの条件をどちらも満たした段階で、ようやく登園や登校が可能になります。
登園を再開する際に、医師による登園許可証が必要な場合もあるため、通っている施設のルールを事前に確認するようにしましょう。
登園・登校が可能か判断が難しい場合は、医師や園・学校に相談することをおすすめします。
幼児では解熱後3日経過する必要がある
幼児では解熱後の経過日数が3日となっています。
年齢の低い子どもではウイルスの排出期間が長いと考えられているからです。
小学生以上の子どもとは隔離期間に差があるため、間違えないようにしたいですね。
インフルエンザの子どもの回復を助けるための家庭でのケア
家庭での過ごし方を工夫することで、インフルエンザからの回復をサポートできる可能性があります。
適切な水分補給と栄養摂取
高熱が出ると体内の水分が失われやすいため、こまめな水分補給が欠かせません。
一度にたくさん飲むのが難しい場合は、スプーン1杯ずつでも良いので頻回に与えてください。
食事については、ゼリーやうどんなど、子どもが食べやすいものを優先しましょう。
食欲がない時に無理に食べさせる必要はありませんが、水分だけは摂らせるよう意識してください。
部屋の環境調節と過ごし方
ウイルスの活動を抑え、喉の乾燥を防ぐために、部屋の湿度は50%から60%に保つのが理想的です。
加湿器を使ったり、濡れたタオルを干したりして工夫してみましょう。
また、インフルエンザのときは体がウイルスと戦うために多大なエネルギーを消耗します。
カーテンを閉めて部屋を暗くするなど、子どもが深く眠れる環境を整えてあげてください。
- 経口補水液や麦茶などでこまめに水分を摂らせる
- 消化が良くてエネルギーになりやすい食事を用意する
- 部屋をこまめに換気しつつ加湿器で湿度を保つ
- こまめに子どもの様子を見つつ静かな環境で休ませる
インフルエンザですぐに受診を検討したい症状
インフルエンザは医療機関での診断後は自宅での療養が基本となりますが、中には注意が必要なケースもあります。
子どもの体の様子を注意深く観察し、異変を感じたら早めの相談を検討してください。
すぐに医師に相談したい症状
以下のようなサインが見られる場合は、合併症などのリスクも考えられます。
特に発症から48時間以内は急激に変化することもあるため、早めの行動が大切です。
- 呼びかけに対する反応が鈍く意識がぼんやりしている
- 呼吸が苦しそうで肩を上下させて息をしている
- 何度も繰り返し吐いてしまい水分が全く摂れない
- けいれんを起こしたり異常な言動が見られたりする
これらの症状は、重症化の兆候である可能性が否定できません。
夜間や休日で緊急で受診するか判断が難しい場合は、子ども医療電話相談(#8000)の活用も検討するとよいでしょう。
インフルエンザは何日で治る?に関するよくある質問
- 熱が下がった後にまた上がったのですが大丈夫でしょうか?
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インフルエンザでは、一度解熱した後に再び発熱する二峰性発熱がよく見られます。
子どもの機嫌が良く水分が摂れているようであれば、慌てずに注意深く様子を見守ることも一つの選択肢ですが、症状の変化には引き続き注意が必要です。
ただし、ぐったりしている場合や水分が摂れない場合は、再受診を検討してください。
- 家族にうつさないために何日くらい隔離が必要ですか?
-
ウイルスの排出期間を考慮すると、発症から5日間程度は注意が必要です。
可能な限り部屋を分ける、こまめな手洗いと換気を行うなどの対策を心がけてください。
看病をする方はマスクを着用し、感染リスクを最小限に抑える工夫をしましょう。
- 検査キットで陰性でしたがインフルエンザの可能性はありますか?
-
発熱してすぐ(12時間以内など)は、体内のウイルス量が少なくて反応しないことがあります。
陰性と出ても症状がインフルエンザに近い場合は、時間を置いて再検査が必要になるかもしれません。
最終的な判断については、医師の指示に従うのが望ましいと考えられます。
インフルエンザは何日で治る?発症から5日かつ解熱後2〜3日が隔離期間の目安だが不安な場合はオンライン診療への相談も検討を
インフルエンザは、発症してから落ち着くまで1週間程度の期間がかかるのが一般的とされています。
抗インフルエンザ薬の投薬後も、心配な症状が見られた場合は医療機関への相談を検討しましょう。
- 発熱は一般的に2日から5日ほど続く可能性がある
- 登園や登校の再開には発症後5日かつ解熱後2〜3日の経過が必要になる
- 子どもの顔色や呼吸の様子に異変を感じたら速やかに受診を検討する
インフルエンザの看病は、精神的にも肉体的にもハードなものです。
無理をせず、親御さんもできる限り体を休めながら、大切なお子様の回復を支えてあげましょう。
対面受診が必要か分からない場合には、小児科オンライン診療サービス「あんよ」を使って自宅から医師に相談することも検討してください。(※症状によっては、速やかな対面受診をご案内する場合があります)

