子どもの水疱瘡ガイド!症状の見分け方や家庭でのケア、登園許可の基準を解説

子どもの水疱瘡ガイド!症状の見分け方や家庭でのケア、登園許可の基準を解説

お子さんの体に急に赤いブツブツが見つかると、親御さんはとても驚かれることと思います。

保育園や学校で流行っていると聞けば、「もしかして水疱瘡?」と不安になるのも無理はありません。

水疱瘡は、非常に感染力が強いウイルスによる病気です。

本記事では、子どもに水疱瘡の疑いがある時の見分け方や、これからどのような経過をたどるのか、そして気になる登園の基準について詳しく解説します。

目次

子どもの水疱瘡、初期症状の見分け方は?特徴的な発疹と見分けるポイント

子どもに水疱瘡の疑いがある場合、まずは発疹の様子をよく確認すること大切です。

発疹が出る場所を確認する

水疱瘡は、初め虫刺されやあせもと区別がつきにくいことがありますが、いくつかの特徴に注目すると判断しやすくなります。

お腹や背中といった体幹だけでなく、頭皮や、口の中、まぶたなどにも赤い点が出ることが水疱瘡の大きな特徴の一つです。

水疱瘡の主な特徴

他の感染症による発疹と見分けるための参考に、以下の表で主な水疱瘡の特徴を整理しました。

特徴水疱瘡手足口病
発疹の場所全身や頭皮手のひらや足の裏
変化の様子かさぶたに変化するあまり破れない
かゆみの程度強いことが多い少ないことが多い

上記は一般的な傾向であり、実際の判断には医師の診察が必要です。

特に、頭の中に赤いポツポツがある場合は、水疱瘡を疑う一つの重要なサインと言えます。

まずは、お子さんの体を優しくチェックしてあげてください。

子どもの水疱瘡はどう変わる?発疹の経過と治癒までの1週間の見通しを紹介

水疱瘡は、時間の経過とともに見た目がどんどん変わっていく病気です。

これからどのようになっていくのか、おおよその見通しを知っておくことで、落ち着いて対応できるようになります。

水疱瘡の発疹の経過と変化

最初は、数ミリ程度の小さな赤い斑点がポツポツと現れることが多いです。

そこから数時間のうちに、中央に透明な液体がたまった水ぶくれへと変化していきます。

この時期は特にかゆみが強く、お子さんがかきむしってしまうことも少なくありません。

数日経つと、水ぶくれが少しずつしぼんでいき、黒っぽく乾燥したかさぶたへと変わります。

水疱瘡の特徴

水疱瘡の大きな特徴は、新しい赤い斑点と、水ぶくれ、そしてかさぶたが、体の中に同時に混ざって存在することです。

すべての発疹がかさぶたになるまでには、個人差はありますが、通常は1週間程度の時間がかかると考えられています。

子ども水疱瘡にかかったら?家庭で注意したいことや過ごし方を紹介

診断を受けた後、自宅でお子さんが少しでも快適に過ごせるよう、親御さんに意識していただきたいポイントがあります。

体中のかゆみを和らげる

まずは爪を短く切っておくことをおすすめします。

かき壊してしまうと、そこから細菌が入って二次感染を起こしたり、治ったあとに跡が残りやすくなったりする可能性があるためです。

家庭でできるケア方法
  • 体が温まるとかゆみが増すため長湯は控え、シャワーで済ませるのが一般的
  • 汗をかくと刺激になるため室温を調整して涼しい環境を作る
  • 口の中に発疹がある時はゼリーなどのどごしの良い食べ物を与える
  • 処方された塗り薬は水ぶくれを潰さないよう優しく塗る

お風呂について

熱がなく元気であればシャワーで汗を流しても構いません。

ただし、水ぶくれが破れやすくなっているため、タオルで拭くときはこすらず、優しく押さえるようにして水分を吸い取ってあげてください。

子どもの水疱瘡による出席停止期間と登園許可の目安を紹介

水疱瘡と診断されると、保育園や学校は出席停止となります。

これは、周りのお子さんに移さないために法律で定められている大切なルールです。

すべての発疹がしっかりとかさぶたになるまでは登園登校禁止

まだ一つでも新しい赤い斑点があったり、水ぶくれが残っていたりする段階では、強い感染力があるため登園は控えなければなりません。

通常、発症から5日前後でかさぶたになり始めますが、完全にすべてがかさぶたになるまでには、さらに数日かかることが一般的です。

最終的な登園の判断は、医師に診てもらう必要があります。

多くの園では、医師が記入する登園許可証などの書類が必要になるため、あらかじめ園の規定を確認しておくとスムーズです。

子どもの水疱瘡を予防するワクチンの効果と緊急接種の選択肢を紹介

水疱瘡はワクチンで予防が期待できる病気です。

定期接種の場合

現在は、1歳から3歳までの間に2回接種することが一般的です。

ワクチンを2回打っておくことで、もし水疱瘡にかかってしまったとしても、発疹の数が少なく済んだり、熱が出なかったりと、症状が軽く済むことが期待されます。

緊急接種の場合

もし、まだワクチンを打っていないお子さんが、水疱瘡のお友達と接触してしまった場合でも、あきらめる必要はありません。

接触してから72時間以内にワクチンを接種すれば、発症を抑えたり、重症化を防げたりする可能性があります。

これを緊急接種と呼びますが、自費診療となる場合が多いため、まずはかかりつけの医師に相談してみてください。

子どもの水疱瘡に関するよくある質問

子どもは、水疱瘡のワクチンを打っていてもかかることはありますか?

ワクチンを2回接種していても、感染して発症する可能性はゼロではありません。

ただし、その場合は修飾水痘と呼ばれ、発疹の数が非常に少なく、熱も出ないなど、ごく軽い症状で済む傾向があります。

妊婦が水疱瘡の子どもと接触しても大丈夫でしょうか?

水疱瘡にかかったことがない妊婦さんが感染すると、お母さん自身が重症化したり、お腹の赤ちゃんに影響が出たりする恐れがあります。

もし水疱瘡にかかった子どもと接触してしまった可能性がある場合は、速やかに産婦人科の主治医に相談してください。

お風呂で兄弟と一緒に湯船に入ってもいいですか?

水疱瘡の発疹がある間は、兄弟への感染リスクが非常に高いため、一緒に入浴するのは避けるべきと考えられます。

水ぶくれがすべてかさぶたになるまでは、シャワーのみにするか、入る順番を最後にするなどの工夫を検討してください。

【まとめ】子どもの水疱瘡の登園再開の目安は、すべての発疹がかさぶたになってから!判断に迷ったらオンライン診療を検討しよう

子どもが水疱瘡にかかった際、保育園や学校へ行けるようになる時期は体にあるすべての発疹がかさぶたになった時です。

見た目に赤い斑点や水ぶくれが一つも残っていない状態を確認できれば、感染力はなくなったと考えられます。

通常、発症してからこの状態になるまでには1週間程度の期間を見込んでおくと、仕事の調整などもつきやすくなるでしょう。

お子さんの変化をよく観察し、不安なことがあれば医師に相談しながら、焦らずに回復を待ってあげてください。

この記事のまとめ
  • 頭皮や口の中を含めた全身に新しい発疹が混在しているか確認する
  • かゆみを抑えるために爪を短く切り室温を低めに保って過ごす
  • 全ての発疹がかさぶたに変わるまで家庭で安静にして様子を見る
  • 子どもの登園の再開時期については必ず医師の診断を受けて確認する

通院が難しい時、自宅から医師に相談できる小児科オンラインサービスあんよを活用するのも一つの方法です。

夜間にお子さんの発疹を見つけて「明日どうすればいい?」と不安な時でも、早めに医師のアドバイスを受けることで、看病の見通しが立てやすくなります。

ただし、お子さんの呼吸が苦しそうだったり、ぐったりして元気がなかったりする場合は、速やかに対面での救急外来を受診してください。

LP