「授乳中に急に白目を剥いた」「黒目がどこかへ行ってしまった」
生まれたばかりの赤ちゃんが、ふと「目がいっちゃってる」ような表情をすると驚きますよね。
こうした目の動きの多くの場合は、体の発達段階で見られる生理的な現象と考えられています。
この記事では、新生児の目が不安定な理由や、注意すべきサインについて解説します。
新生児の目がいっちゃってる、白目になっている原因は?
生まれたばかりの赤ちゃんは、視線も定まらず、視力も弱く、ごく近い人やものを短時間ぼんやりと見ることしかできません。
赤ちゃんの視覚や筋肉が未熟であることが、白目になったり視線が合わなかったりする主な要因と言われています。
新生児の目は左右バラバラに動くのが一般的
生まれて間もない新生児の目は、脳からの指令をうまく筋肉に伝えられないため、左右の黒目がバラバラに動くことも珍しくありません。
特に、眠りにつく瞬間や、眠りが浅い時に全身の力が抜けると、まぶたを閉じる筋肉も緩み、目が半開きになって白目が見えてしまうことがあります。
新生児の目がいっちゃってる原因と視力・筋肉の未発達とよくあるケース
新生児の視線が定まらない原因として考えられる3つの理由を紹介します。
| 原因 | 状態・理由 |
|---|---|
| 筋肉と神経の未発達 | 目を動かす筋肉や、脳からの指令が未熟なため、左右連動して動かすのがまだ苦手な時期 |
| 視力が低い | 視力は0.01程度しかなく、何かをじっと見つめることが難しいため、視線が外れやすい状態 |
| 偽斜視(ぎしゃし) | 鼻の根元が低く目頭の皮膚が広いため、寄り目に見える 骨格の成長とともに鼻が高くなれば、自然と目立たなくなることが一般的 |
これらは成長とともに、少しずつしっかりとした視線に変わっていくことが一般的です。
「常に目が寄っている」「片目だけ動きがおかしい」といった場合は、治療が必要な斜視の可能性があるため、眼科への受診をおすすめします。
新生児の目がいっちゃってる?成長のサイン追視(ついし)とは?いつから始まる?
赤ちゃんの目の機能が発達してくると、「追視(ついし)」と呼ばれる動作が見られるようになります。
追視とは、目の前にある動くものを、視線で追いかける動作のことです。
追視はいつから始まる?
個人差はありますが、一般的に生後2ヶ月〜3ヶ月頃から始まると言われています。
最初は目の前20〜30cm(授乳時のお母さんの顔の距離)にあるものを、ぼんやりと見つめることから始まるのが特徴です(固視)。
その後、ゆっくり動くおもちゃや、ママ・パパの顔を目で追いかけるようになります。
新生児の目が白目でいっちゃってる?受診を検討した方がいいサインと注意点
多くの場合、白目や視線のズレは生理的なものですが、中には病気のサインが隠れている場合もあります。
「いつものこと」と思える状態と、専門医への相談を検討すべき状態の違いをまとめました。
以下の表を参考に、赤ちゃんの様子を観察してみてください。
| 観察ポイント | 比較的緊急性が低いと考えられる傾向 | 比較的緊急性が低いと考えられる傾向 |
|---|---|---|
| 持続時間 | 数秒ですぐに戻る | 数分間ずっと白目や一点凝視が続く |
| 体の動き | 全身はリラックスしている | 白目を剥きながら手足がガクガク・ピクピクと痙攣している |
| 顔色の変化 | 顔色が悪く青白い | 顔色が悪く青白い |
病院へ行くか迷ったときに家庭でできる対応
「受診すべきか判断がつかない」というときは、以下のポイントを確認してみてください。
- スマホの動画機能を使って目の動きを数秒間記録する(白目の向きや痙攣の様子は、言葉で説明するのが難しいため動画が最も有効です)
- 目の動きが起きている時に手足が突っ張っていないか見る
- 呼びかけに対してわずかでも反応があるか確認する
- 母子手帳にその現象が起きた時間や状況をメモしておく
医師に状況を伝える際、動画やメモがあるとスムーズな診療の助けになります。
新生児の目がいっちゃってる症状に関するよくある質問
- 黒目がカクカクと細かく揺れるのは病気ですか?
-
一時的なものであれば成長過程のこともありますが、長く続く場合は注意が必要です。
起きている間ずっと揺れているようなら、一度小児科で相談することをおすすめします。
- ずっと目が寄っている気がするのですが斜視でしょうか?
-
生後数ヶ月までは筋肉が弱いため、内側に寄って見える偽斜視の場合が多いと言われており、眠い時に黒目が外側にずれて白目が見えることも珍しくありません。
生後半年を過ぎても改善しない、あるいはフラッシュを焚いて写真を撮った時に瞳孔の反射位置がずれている場合は、専門医へ相談をおすすめします。
- 目がいっちゃっている間に白目を剥くのは脳に異常がありますか?
-
眠りかけなどに白目を剥くこと自体は生理現象であることが多いですが、意識の有無が重要です。
意識が遠のいているように見えたり、ぐったりしている場合は早めに受診をおすすめします。
【まとめ】新生児の目がいっちゃってる?外出を控えたい時期、オンライン診療の活用の検討を
新生児期の不安定な目の動きや、寝ている時の白目は、多くの場合、生後3カ月から4カ月頃に落ち着きます。
- 新生児の目の筋肉や神経は未発達なため、白目になったり不自然な動きをしやすい
- 生後2ヶ月〜3ヶ月頃から「追視」が始まり、目の動きが安定してくる
- 数秒で戻り機嫌が良い場合は、生理的な現象であることが多い
- 白目に伴って痙攣があったり顔色が悪い場合は、スマホで動画を撮って受診を
首が据わり、視力が上がって「追視」ができるようになると、自分の意思で視線を合わせられるようになります。
もし「いつもと違う」「何かおかしい」と直感的に感じたときは、自宅から医師につながる小児科オンライン診療サービスあんよへ相談してみませんか。
気になった瞬間の白目や目の動きの動画を共有すれば、言葉で伝えにくい症状も医師と確認しやすくなります。

