ヒトメタニューモウイルスで保育園は何日休む?登園再開の目安と家庭でできるケアを解説

ヒトメタニューモウイルスで保育園は何日休む?登園再開の目安と家庭でできるケアを解説

「子どもがヒトメタニューモウイルスかもしれないけど、保育園はいつから行けるのかな…」

「熱は下がったけど咳が続いているのは、登園させていい?」

ヒトメタニューモウイルスは解熱後に熱がぶり返すことがあり、咳も長引きやすいため判断が難しい病気です。

職場への説明も必要ですが、明確な基準がわからないと、いつ仕事に復帰できるか予定が立てられず困りますよね。

ヒトメタニューモウイルスには、インフルエンザのような法律で決まった出席停止期間はありません。

一般的に登園再開の目安は、解熱後24時間以上が経過し、全身状態が良いこととされています。

この記事では、ヒトメタニューモウイルス感染後の登園基準と具体的な家庭でのケア方法について解説します。

目次

ヒトメタニューモウイルス感染後、保育園はいつから行ける?

まずは園の規定を確認し、解熱だけでなく食事や機嫌、活動できる元気があるかで判断します。

熱がぶり返すこともあるため、解熱後もしっかり様子を見ましょう。

登園再開のタイミングは解熱後24時間経過が目安

登園再開の目安は、解熱後24時間以上が経過し、咳などが安定して全身状態が良いこととされています。多くの自治体や園がこの基準を設けています。

まずは通っている園のルールを確認し、以下の条件が揃っているか判断しましょう。

登園再開の目安
  • 解熱後24時間以上経過している(解熱剤を使わずに平熱である)
  • 普段に近い量の食事や水分がとれている
  • 一日を通して機嫌よく過ごせ、ぐったりしていない
  • 集団生活の中で遊んだり活動したりできる元気がある

この状態なら登園可能と判断される目安になります。 迷う場合は「まだ本調子ではない」と考え、もう一日自宅で様子を見るのが無難です。

なぜ解熱後24時間あける必要があるのか

ウイルスの特性による熱のぶり返しを確認し、落ちた体力を回復させるためです。

ヒトメタニューモウイルスは、一度熱が下がっても再び上がることが珍しくありません。

国の保育所における感染症対策ガイドラインでも「直近24時間以内に38℃以上の発熱」がある場合は、登園を控えるべきとされています。

焦る気持ちもわかりますが、解熱後の24時間は熱がぶり返さないかを確認する期間と捉え、自宅で安静に過ごすことをおすすめします。

実際は何日休む?平均的な期間は数日〜1週間

仕事のスケジュールは、数日〜1週間前後は休む可能性があると想定し、余裕を持たせるのが現実的です。

回復には個人差がありますが、38℃以上の発熱が数日続き、さらに咳が残るケースもあるためです。

長引く可能性も見込んで、早めの病児保育予約や祖父母への依頼など、長期戦に備えバックアップ体制を整えておくことをおすすめします。

保育園に登園していい?ヒトメタニューモウイルスの症状別の判断

ヒトメタニューモウイルスは咳が長引く傾向にありますが、解熱し全身状態が良ければ、咳や鼻水が残っていても登園可能な場合があります。

ただし喘鳴や嘔吐、食事や睡眠に支障がある時は控え、本人の元気さと生活への影響度で判断しましょう。

咳が残っている場合

熱が落ち着き全身状態が良く、咳が悪化していないなら、咳が少し残っていても登園できるケースがあります。

以下の目安とサインを参考に慎重に判断してください。

登園できる咳の目安(園のルールが前提)登園を控えるのが望ましい咳の状態
咳の頻度がピーク時より減ってきている食事のたびに咳こんで吐いてしまう
食事や水分をとるときに咳こんで吐くことがない呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がする(喘鳴)
夜、咳で何度も起きることがなく眠れている少し走ったり動いたりすると激しく咳きこむ
日中、咳こまずに機嫌よく遊べている夜中に咳き込んで起き、睡眠不足で機嫌が悪い

特に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音が聞こえる場合は、下気道の炎症の可能性があります。

無理に登園させず、早めに受診を検討してください。

鼻水が出ている場合

鼻水が出ていても、全身状態が良く、症状が安定していれば登園可能なケースが多いです。

保育所向けガイドラインでも、症状が悪化しておらず、本人が元気で食事がとれる状態であれば登園の目安となるとされています。

鼻水の状態だけでなく、食事・睡眠・呼吸の状態といった生活への影響度を見て判断することをおすすめします。

ヒトメタニューモウイルスで陽性診断が出たら?受診から回復までの流れ

ヒトメタニューモウイルスは高熱や咳が続くのが特徴で、肺炎や脱水のリスクがあるといわれています。

呼吸が苦しい、水分がとれない、顔色が悪いなどの症状が見られた場合は、重症化の恐れがあるため早めの再受診を検討してください。

ヒトメタニューモウイルスの特徴と症状

ヒトメタニューモウイルス(hMPV)は、初期は普通の風邪と似ていますが、咳・発熱・鼻水などの症状が続きやすいのが特徴です。 

38〜39℃の高熱が数日続くケースも報告されています。

乳幼児に多く見られますが、大人も感染します。春から夏にかけて流行しやすいものの、通年で発生が見られます。

こんな時は再受診を

 一度受診していても、症状が急変した場合や、以下のサインが見られる場合は夜間でも受診を検討してください。

肺炎や脱水で重症化する恐れがあるためです。

注意する様子具体的な状態
呼吸が苦しそう肋骨の間がペコペコへこむ(陥没呼吸)、肩で息をする
水分がとれない半日以上おしっこが出ない、唇がカサカサで乾いている
顔色が悪い唇や爪の色が紫色っぽい(チアノーゼ
反応が鈍い視線が合わない、ぐったりして呼びかけに反応しない

これらの症状がひとつでも当てはまる場合は、自宅での様子見は避け、早めの受診を検討してください。

ヒトメタニューモウイルスで保育園を休むときのホームケア

水分は少量ずつこまめに補給し、食事は喉への刺激が少なく消化の良いものを優先します。

家庭内感染を防ぐため、手洗いやタオルの共用を避けるなどの対策を徹底し、看病する側もマスク着用でガードしましょう。

水分補給は少量ずつこまめに

水分は一度に飲ませず、少量をこまめに与えます。

高熱や咳で水分が失われやすいうえ、一度に飲むと咳き込んで吐くリスクがあるためです。 

スプーン1杯や一口ずつ時間を空けて与えましょう。経口補水液や麦茶などが適しています。柑橘系ジュースは咳を誘発する可能性があるため避けたほうが無難です。

脱水を防ぐためにも、焦らず少しずつ水分を体に入れてあげましょう。

食事は喉にやさしく、食べられる範囲で

食事は、喉への刺激が少なく食べやすいものを選んでください。

喉の痛みや咳があると、固形物を受け付けなくなることが多いためです。

この時期は無理に完食を目指さず、食べられるものを食べるというスタンスで構いません。

以下のような喉越しが良く、消化に良いメニューがおすすめです。

おすすめの食品控えたほうがよいもの
柔らかく煮込んだうどん・おじや・スープ
(人肌~ぬるめ)
ゼリー・プリン・ヨーグルト
パサパサしたもの
脂っこいもの
酸味が強いもの
熱すぎるもの

お子さんが欲しがるものを優先し、体力の回復を待ちましょう。

家庭内感染の予防を徹底する

ヒトメタニューモウイルスは、人から人へ、また手指や物を介して広がることがあります。

そのため、家庭内では以下を徹底します。

家庭内感染を予防するために
  • おむつ替えの後、鼻水を拭いた後、食事前は石けんで手を洗う
  • ドアノブやおもちゃなど、触れる場所は清掃する
  • タオルの共用を避け、可能なら家族で分ける
  • 看病する大人は必ずマスクを着用する

家族みんなで元気に過ごせるよう、家庭内でのガードを固めましょう。

ヒトメタニューモウイルスと保育園の登園許可に関するよくある質問

登園許可証(治癒証明書)は必要ですか?

園や自治体のルールによって異なります。

感染症の種類によって、医師が記入する意見書が必要な園もあれば、保護者が記入する登園届でよい園もあります。 

受診前に園に確認しておくと、受診時にスムーズに書類を依頼できます。

保育園にはいつ報告すればいいですか?

診断がついた時点で連絡してください。園が感染対策をとるためです。

その際、医師から言われた登園目安も伝えると復帰のすり合わせがしやすくなります。

きょうだいは登園できますか?

原則として症状がなければ可能です。

ただし、園のルールで自粛をお願いされる場合もあるため、必ず報告して指示に従ってください。

潜伏期間(3日〜6日)は体調変化を観察しましょう。

ヒトメタニューモウイルスで保育園の登園判断に迷ったらオンライン診療で相談

ヒトメタニューモウイルスは、熱が下がっても咳が長く続くため、「本当に登園させていいのか」「この咳は様子を見ていいのか」と判断に迷う場面が多くあります。

この記事のまとめ
  • 登園目安は解熱後24時間以上経過し、咳などが安定して全身状態が良いこと
  • 軽い咳なら登園OK、「ゼーゼー」したり吐く場合は受診を検討する
  • 家族間でのタオル共有は避け、手洗いを徹底する

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夜間や休日の診療枠も設けています。不安なときは専門家に相談して、親子ともに無理のない対処を心がけましょう。

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