子どもの機嫌が良いのに下痢だけが長引くと、病院へ行くべきか迷ってしまいますよね。
下痢の原因は感染症の回復期や冷えなど様々な可能性が考えられ、水分量や尿の回数が医療機関の受診目安となります。
お腹を休める食事やこまめな水分補給といった、家庭でできるケアを正しく行うことが大切です。
- 感染症の回復期や食べすぎが下痢を長引かせる一因となることがある
- 機嫌や尿の回数など脱水の有無で医療機関の受診を判断する
- 家庭でのケアは消化に良い食事とこまめな水分補給で腸を休める
この記事では子どもが元気な時の下痢に対する受診の基準や、家庭での過ごし方をわかりやすく解説していきます。
子どもが元気なのに下痢が長引く主な原因
子どもが普段通り活動していても、下痢だけが解消されない場合はいくつかの要因が考えられます。
多くは胃腸の機能が一時的に低下している状態ですが、背景には感染症の影響が残っていることも少なくありません。
まずは、子どもの日常生活の中で下痢になる原因を確認していきましょう。
感染症の初期症状や回復期による影響
ウイルス性胃腸炎にかかると、発熱などの症状が消えた後も下痢だけが数日間残ることがあります。
これはダメージを受けた腸の粘膜が、元の状態へ修復されるまでに時間を要するため、下痢が長引く一因と考えられます。
子どもの見た目が元気でも、消化機能が完全に回復するまでは軟便が続きやすいので注意しましょう。
食べすぎや体の冷えによる腸のトラブル
冷たい飲み物や果物の摂りすぎによって、腸の動きが一時的に過剰になり下痢になる場合も珍しくありません。
特定の食材を過剰に摂取した後は、体調が良くても消化不良を起こしやすくなることがあります。
この場合は一時的な胃腸への負担が重なっている可能性も考えられますが、症状が続く際は注意が必要です。
便の中に潜むウイルスによる二次感染の可能性
子どもが回復して活発に動けるようになっても、便の中にはしばらくウイルスが排出され続けます。
感染性胃腸炎予防リーフレットによると、症状改善後も1週間から1ヶ月ほどウイルスの排泄が続くようです。
排出期間が長いため、知らない間に周囲へ感染を広げてしまうリスクに注意してください。
子どもの下痢が落ち着いた後も、便を通じた二次感染の防止に努めることが大切と言えるでしょう。
子どもが元気はあるのに下痢をしている時の受診の目安
下痢以外の体調が良好であれば、まずは慌てずに診療時間内の受診を検討してもよいでしょう。
水分摂取ができていて活気もある場合は、診療時間内に受診を検討するのが一つの目安です。
ただし、おしっこの回数が減るなど脱水が疑われる際は、早めに医療機関へ相談しましょう。
| 状況 | 自宅で経過を見て良い目安 | 早めに受診を検討すべき目安 |
|---|---|---|
| 機嫌・顔色 | いつも通り遊び、機嫌が良い | ぐったりして顔色が悪い |
| 水分・排尿 | 水分が摂れ、おしっこも出ている | 半日以上おしっこが出ていない |
| 便の状態 | 軟便や下痢だが血は混じらない | 激しい血便や粘液便がある |
下痢をしてるが元気な子どもの家庭でのケア方法
下痢をしている時は、腸を休ませながら脱水を防ぐケアが最も重要です。
子どもが活発に動いていても、お腹の中では炎症が起きている可能性があります。
無理をせず、体力を温存しながら回復を促す過ごし方を意識しましょう。
水分補給のポイントと適した飲み物
下痢が続くと水分が失われやすいため、少量ずつこまめに与えてください。
一度に多く飲むと腸を刺激し、再び下痢を誘発する恐れがあるためです。
小児の嘔吐・下痢のレポートによると、脱水に至る前に経口補水療法を開始するのが望ましいとされています。
子どもの下痢の回数が増えたら経口補水液などを選び、早めに家庭でのケアに取り組むことが大切です。
- 経口補水液をスプーンやストローで少しずつ与える
- 糖分が控えめの麦茶や湯冷ましをこまめに飲ませる
- 冷たすぎる飲み物は避けて常温に近いものを与える
- ジュースなどの糖分が多い飲み物は控えるようにする
お腹に優しい食事と避けるべき食べ物
食欲があるなら、消化に良いメニューを少しずつ食べさせてあげてください。
油っこい食事や甘いお菓子は、下痢を長引かせる要因になりかねません。
おかゆやうどんなど、お腹に優しい食材を中心に献立を組み立てましょう。
| 分類 | おすすめの食べ物 | 避けるべき食べ物 |
|---|---|---|
| 主食・主菜 | お粥、うどん、豆腐、白身魚 | ラーメン、チャーハン、脂の多い肉 |
| 野菜・果物 | 柔らかい人参、大根、バナナ | ごぼう、キノコ、海藻、スイカ |
| 飲み物 | 経口補水液、麦茶、白湯 | 牛乳、飲むヨーグルト、炭酸飲料 |
家族への二次感染を防ぐための衛生対策
子どもが回復傾向にあっても、便の中にはウイルスが残っている場合があります。
おむつ替えの際は使い捨て手袋を着用し、二次感染を徹底して防ぎましょう。
処理後は石鹸で丁寧に手を洗い、共有部分の除菌もこまめに行ってください。
子どもが元気はあるけれど下痢が続く時の保育園や幼稚園の登園判断
子どもは元気なのに下痢だけが治らないという状況での登園は迷うものです。
基本的には各園の規定に従うことが前提ですが、一般的な目安を把握しておきましょう。
集団生活での感染リスクや子どもの体力を考慮して、慎重に判断することが大切です。
登園を再開するタイミングの目安
多くの園では、普段通りの食事が摂れて下痢が落ち着いていることを条件としています。
子どもが元気でも下痢をしている状態では、園での活動で体力を消耗しかねません。
下痢によるトラブルを防ぐためにも、便の形状が安定してから登園させるのが安心でしょう。
登園時に先生へ共有すべきポイント
登園を再開する際は、家庭での便の回数や下痢の状態を具体的に保育士へ伝えてください。
食欲の様子なども共有しておくと、園での給食や体調の変化への対応がスムーズになります。
病院へ行くべきか悩むならオンライン診療という選択肢も検討する
他の子どもからの感染が心配という時は、自宅から医師に相談できるオンライン診療を活用しましょう。
ビデオ通話越しに子どもの機嫌や顔色を伝えれば、適切なケア方法のアドバイスを受けられます。
外出の負担を抑えて医師に相談できるため、元気がある際の下痢相談における選択肢の一つとして活用しやすいでしょう。
子どもの下痢に関するよくある質問
保護者の方から頻繁に寄せられる、子どもの下痢に関する疑問にお答えします。
- 下痢の時はお風呂に入れても大丈夫ですか?
-
子どもに元気がり熱もなければ、入浴しても基本的には問題ありません。
ただし、お尻がかぶれやすくなっているため皮膚を傷つけないようシャワーで優しく洗い流すことが大切です。
- 下痢止めを飲ませた方が早く治りますか?
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自己判断での下痢止めの使用は避けて、まずは体内の悪いものを外へ出すことを優先させましょう。
薬が必要な場合は必ず医師に相談し、症状に合ったものを処方してもらうようにしましょう。
- おしりのかぶれがひどい時はどうすればいいですか?
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拭き取るよりもぬるま湯で洗い流し、清潔な状態を保つのが肌を守るコツです。
水分を拭いた後にワセリンなどの保湿剤を塗って肌を保護してあげると、下痢によるかぶれの悪化を防ぎやすくなります。
子どもが元気で下痢が長引く際は機嫌や脱水状態で受診を判断!オンライン診療も活用しよう
子どもが元気で下痢が長引く時は、本人の機嫌や脱水状態を見ながら受診の必要性を判断ししましょう。
水分をしっかり摂れているかを確認しつつ、お腹に優しい食事で回復を促すことが大切です。
- 腸の粘膜が修復されるまでは軟便が続きやすい
- ぐったりしている時や尿が出ない時は早めに医療機関を受診する
- 家庭でのケアは水分を少量ずつ与え油分を控えた食事を心がける
判断に迷う場合は、自宅から相談可能な小児科オンライン診療あんよの活用も検討してください。
家庭でゆったり過ごしながら、焦らずに子どものペースで回復をサポートしていきましょう。

