子どもの熱が上がりきったサインは?時間の目安・家でできる対処法について徹底解説!

子どもの熱が上がりきったサインは?時間の目安・家でできる対処法について徹底解説

「子どもが震えているけれど、まだ熱は上がるの?」

「汗をかき始めたのは、熱が上がりきったサイン?」

子どもの発熱には「上がり始め」「上がりきり」「下がり始め」の3つの段階があり、それぞれの段階で適切なケア方法が異なります。

発熱のサインや変化を理解しておくと、慌てずに適切な看病ができるようになります。 

この記事のポイント
  • 手足が温かくなり顔の赤みや汗が見られたら熱が上がりきったサイン
  • 脇の下などの太い血管を冷やし脱水を防ぐために水分をこまめにとる
  • 3か月未満の赤ちゃんやぐったりして活気がない時はすぐに病院を受診する

この記事では、子どもの熱が上がりきったサインや家庭でのケア、病院を受診すべきタイミングについて解説します。

目次

子どもの発熱時の流れは?

発熱は一般に、体が病原体と戦うための防御反応の一つと考えられており、無理に下げることよりも、体の状態に合わせたケアを行うことが大切です。

寒気や震えが出る「上がり始め」は、体温を上げるために血管が収縮している段階です。

その後、全身が熱くなる「上がりきり」を経て、汗をかいて熱を放出する「下がり始め」へと移行します。

各段階の変化を適切に見守り、お子さんが少しでも楽に過ごせるよう環境を整えてあげましょう。

子どもが熱が出たときに確認したいポイント

お子さんの発熱時は体温計の数字だけに一喜一憂せず、全身の様子を丁寧に観察することが重要です。

平熱には個人差があり、一日のうちでも夕方から夜にかけて高くなる傾向があります。

多少体温が高くても機嫌が良く普段通り過ごせているのであれば、一般的には自宅で経過を観察しても良い一つの目安とされています。

観察項目判断の目安
表情・機嫌普段と変わらず機嫌が良いか、あやせば笑うか
水分補給水分をこまめに摂取できているか、喉の渇きがあるか
排尿の様子おしっこが1日4回以上出ているか(脱水の兆候がないか)
呼吸の状態呼吸が荒くないか、肩で息をしたり苦しそうにしたりしていないか
随伴症状咳、鼻水、嘔吐、発疹など、熱以外の症状が出ていないか

医療機関を受診する際は、「発熱の時期・最高体温・解熱剤の使用歴」を整理して伝えると、医師による適切な判断に役立ちます。

子どもの熱が上がっている途中のサインとケア方法

熱が上がっている最中は、体温を上昇させるために筋肉を震わせて熱を作っている段階であり、お子さんは強い寒気を感じることがあります。

手足が冷たくなり、ガタガタと震えたり鳥肌が立ったりするほか、顔色や唇が青白く見える、寒がって布団に潜り込みたがるといったサインが見られるのが特徴です。

この時期は無理に冷やそうとせず、まずは「温めるケア」を優先して体力の消耗を防ぎましょう。

ケアの項目具体的な対応方法
保温・服装服を一枚多く着せる、毛布や布団で体を包む、手足が冷たければ靴下を履かせる
環境調整室温を少し高め(22〜24度程度)に設定し、隙間風などを防いで温かく保つ
水分補給体を内側から冷やさないよう、温かい飲み物を少しずつ飲ませる

この段階で冷却シートなどを使って無理に体を冷やす必要はなく、まずは寒気が落ち着くまで温めてあげるのが一般的です。

親御さんはそばに付き添い、お子さんが安心できるよう声をかけながら様子を見守りましょう。

子どもの熱が上がりきったサインとケア方法

寒気が治まり汗やほてり、布団を蹴る様子が見られたら熱が上がりきった合図です。 

「暑い」と言い始めたら温めるのをやめ、体の熱を逃がすケアに切り替えましょう。

体を効率よく冷やす(放熱・冷却)

太い血管がある「首の横・わきの下・足の付け根」を冷やしましょう。 室温は20〜22度を目安に設定し、熱がこもらないように調整します。

服装の工夫とこまめな着替え

通気性の良い薄手の服に着替えさせ、汗をかいたらすぐに交換します。 夜間は背中にタオルを入れ、濡れたら引き抜く方法も手軽でおすすめです。

脱水を防ぐための水分補給

脱水を防ぐため、本人が飲みやすい温度の飲み物をこまめに飲ませます。 一度にたくさん飲めないときは、少量ずつ回数を分けて与えましょう。

また、日本小児科学会の「2025/26シーズン インフルエンザ治療指針」においても、回復期のケアとして、汗の始末(着替え)と水分補給の重要性が強調されています。

汗で服が濡れたままの状態は、気化熱によって体温が奪われすぎ、かえって体力を消耗させる原因となる可能性があるため、常にドライな状態を保つよう心がけましょう。

家で様子を見てよい子どもの発熱と受診のタイミング

生後3か月未満の熱は至急受診が必要ですが、解熱後も1日は安静に過ごしましょう。 

夕方に再発しやすいため、一時的に熱が下がっても油断せず経過を見守ってください。

全身の様子

比較的元気で機嫌が良ければ様子を見ますが、自宅で安静に過ごして体力の回復を待ちましょう。 

ぐったりして目が合わない、呼びかけへの反応が鈍いといった場合は注意が必要です。 

普段と明らかに様子が異なり、活気がない時は速やかに医療機関を受診してください。

水分・排尿

水分がしっかり摂れて排尿もあれば安心ですが、脱水にならないようこまめな補給を心がけます。 

水分を全く受け付けない、半日以上おしっこが出ない時は脱水のサインかもしれません。 

泣いても涙が出ない、口の中が乾いているといった様子があれば早めに医師へ相談しましょう。

呼吸・顔色

呼吸が安定し顔色が良ければ経過を見ますが、肩で息をするような時は注意深く観察してください。 

息苦しそうにしていたり、唇や爪が紫色になったりした時は、すぐに受診を検討しましょう。 

呼吸のたびに胸がペコペコ凹むような、いつもと違う苦しそうな様子がある時も受診が必要です。

その他の症状

軽い鼻水や咳だけであれば、家でゆっくり休みながら様子を見守ることで問題ありません。 

けいれんや激しい頭痛、繰り返す嘔吐が見られる時は、至急医療機関を受診してください。 

意識がはっきりしない、高熱に加えて強い痛みを訴える場合も、決して無理は禁物です。

夜間や休日の判断に迷ったら、自宅からスマホで相談できる小児科オンライン「あんよ」が便利です。 

二次感染を防ぎつつ適切なケアを確認できるため、一人で悩まずに専門家へ相談しましょう。

すぐ受診したい危険なサインを見逃さない

夜間や休日であっても、以下の症状がある場合は迷わず救急受診をするか、救急車を呼んでください。

特に警戒すべきなのが「生後3か月未満」の赤ちゃんです。

神戸大学の公開講座資料(岩谷壮太先生)によると、3か月未満児の発熱の約90%はウイルス性ですが、残りの数%には敗血症や細菌性髄膜炎といった重篤な細菌感染症が含まれると報告されています。

乳児期早期は免疫機能や、脳に有害物質が入り込むのを防ぐ「血液脳関門」が未熟なため、症状が急激に進行するリスクがあると考えられています。

「熱以外は元気そう」に見えても急変する恐れがあるため、様子を見ずに直ちに受診が必要です。

緊急受診が必要な危険なサイン
  • 生後3か月未満での38度以上の発熱や、呼びかけに反応せず視線が合わない
  • 顔色が悪く唇が紫色になる、または肩で息をして呼吸が苦しそうである
  • けいれんが5分以上続く場合や、嘔吐を繰り返し水分が全く取れない
  • 首が硬直して動かせないなど、明らかに普段と違う様子が見られる

特に「ぐったりして反応がない」「呼吸がおかしい」「けいれんしている」といった症状が見られる場合は、緊急性が高い可能性があるため、直ちに医療機関へ相談してください。

受診時は「いつから熱が出たか」「最高体温」「水分摂取の状況」をメモしておくと、医師への伝達がスムーズになります。

子どもの発熱時の家庭でのケアは治すことより楽にすることを大切に

発熱時の家庭でのケアは、病気そのものを治療することよりも、お子さんが少しでも楽に過ごせるよう心身を休ませる「サポート」を目的としましょう。

看病において最優先すべきは食事よりも水分補給であり、経口補水液や麦茶などを少量ずつこまめに飲ませることが推奨されます。

水分がしっかり摂れていれば、一般的には1〜2日程度は食事量が落ちても大きな支障はないとされていますが、食欲がある場合は消化の良いものや、アイス・ゼリーなど喉越しの良いものを少しずつ試してみるのも良いでしょう。

また、入浴については熱が38度以下で元気がある場合に短時間で済ませるのが一つの目安です。

高熱でぐったりしている時は無理をせず、温かいタオルで体を拭く程度に留めて体力の消耗を防ぐのが安心です。

【Q&A】子どもの熱が上がりきるまでに関するよくある質問

子どものチックについて、保護者の方からよく寄せられる質問についてお答えします。

熱が上がりきるまでにどれくらい時間がかかりますか?

個人差はありますが「数時間から半日程度」が一般的です。 

寒気がおさまり、汗をかき始めたら熱が上がりきった一つの目安と捉えてよいでしょう。

高熱が続くと脳に障害が残りますか? 

一般的な風邪による発熱のみで、脳に障害が残ることは極めて稀だと考えられています。 

脳への影響が心配されるのは、熱そのものではなく「脳炎」や「髄膜炎」などの病気が原因の場合です。

熱が上がったり下がったりを繰り返すのは危険ですか?

多くの場合、体がウイルスや細菌と戦っている証拠であり、危険ではありません。

ただし、高熱が3日以上続く場合や、ぐったりしている場合は受診が必要です。

夜だけ熱が高く、朝は下がるのはなぜですか?

人間の体温は1日の中で変動しており、夕方から夜にかけて高くなる傾向があるためです。

朝に熱が下がっても、夕方にまた上がることがあるため、解熱後24時間は油断せずに様子を見ましょう。

子どもの熱が上がりきった後は冷却と水分補給を!不安があればオンライン診療を活用しよう

顔が赤くなり手足が温まったら熱が上がりきったサインなので、冷却と水分補給を開始しましょう。 

ぐったりして水分が摂れないなどの危険な兆候があれば、迷わず早めの受診を検討してください。 

  • 顔が赤くなり手足が温まって汗をかき始めたら熱が上がりきったサイン
  • 熱が上がりきった後は太い血管を冷やし、こまめに水分補給と着替えを行う
  • 生後3か月未満の発熱やぐったりして活気がない時は速やかに医療機関を受診する

判断に迷うときは、自宅でスマホから相談できる小児科オンライン診療あんよを活用してみください。

便利なサービスを賢く活用しながら、お子さんの回復を落ち着いて見守りたいですね。

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