子どものオンライン診療|おすすめの選び方と親が確認したい5つの観点を解説

子どものオンライン診療|おすすめの選び方と親が確認したい5つの観点を解説

夜中にお子さんの熱が上がってきて、病院へ連れて行くべきか迷ったことはありませんか。

「この時間から外に出るのはかわいそう」「でも朝まで待って大丈夫かな」と、答えの出ない問いがぐるぐるしてしまいますよね。

この記事では、子どものオンライン診療を選ぶときに親御さんが確認しておきたい5つの観点を、公的な情報をもとに整理して解説します。

慌てずに、ご家庭に合った相談先を一緒に考えてみてくださいね。

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本記事の編集方針について

あんよマガジンは、編集方針に基づき、公的機関の発表資料や学会ガイドライン等の一次情報を確認したうえで記事を制作しています。

※本記事には、当社が運営する小児科オンライン診療「あんよ」のサービス紹介(広告)を含みます。

本記事は、疾患や症状に関する一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療方針を示すものではありません。また、特定の医薬品・医療機器・治療法の効果を保証・推奨するものでもありません。気になる症状やご不安がある場合は、自己判断せず、医療機関にご相談ください。

なお、本記事の内容は公開時点の情報に基づいており、最新の医学的知見や制度改正により変わる場合があります。

当社は記事制作にあたり、医療法医療広告ガイドライン医薬品医療機器等法(薬機法)健康増進法景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)等の関係法令・指針を踏まえて制作しています。

目次

オンライン診療とは何か 対面診療との違いから確認する

オンライン診療は、スマートフォンやパソコンの画面を通じて、医師が離れた場所から診察を行う仕組みです。オンライン診療の基準は、医療法にもとづく厚生労働省令(医療法施行規則)で定められています。あわせて厚生労働省が「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を示しており、指針や関連する通知は労働省のオンライン診療に関するホームページから確認できます。

あわせて、国民・患者向けの案内も公開されています。そこでは「まずはかかりつけの医師か、お近くの医療機関にお尋ねください」と案内され、メールやチャットのみで診療することはできないこと、緊急を要する症状である場合など、医師がオンライン診療を行うことが適切でないと判断した場合はオンライン診療を中止し、速やかに対面診療に切り替えることが示されています。

つまりオンライン診療は、対面診療の代わりになるものではありません。対面診療と並ぶ選択肢の一つとして、お子さんの様子とご家庭の状況に合わせて使い分ける、という考え方が出発点になります。

同じ案内は、オンライン診療に期待される効果として、医療機関が遠方で通院が困難だった方が受診しやすくなったこと、育児・介護や仕事などで通院が困難だった方が受診しやすくなったこと、慢性の病気で定期的な通院が必要な方が治療を続けやすくなったことも挙げています。いずれもオンライン診療全体について挙げられているもので、特定の医療機関やサービスの効果を示したものではありません。

「おすすめのサービスはどれか」という探し方をすると、比べる軸が定まらないまま迷ってしまうことがあります。この記事では、順番を入れ替えて「何を確認すれば自分たちに合うか判断できるか」から考えていきます。

オンライン診療でできることとできないことを分けて考える

画面越しでも伝えられる情報はあります。顔色や機嫌、皮膚の見た目、せきの音、呼吸のリズム、水分がとれているかどうかなどは、映像と音声からある程度は共有できます。

日ごろの様子との違いを言葉で補えば、医師が判断する材料は増えます。ただし、顔色が明らかに悪い、機嫌が悪くぐったりしている、呼吸のリズムが乱れている、水分がとれていないといったときは、画面越しに伝えられるかどうかにかかわらず、次の章のとおりオンライン診療には向きません。伝えられることと、オンラインで診てよいかどうかは別の話として読み進めてください。

一方で、おなかを押して痛みの場所を確かめる触診、聴診器で胸や背中の音を聞く聴診、血液検査や迅速検査は行えません。耳の中やのどの奥を細かく観察することも難しくなります。

この「できないこと」を先に押さえておくと、サービスを見比べるときの物差しがはっきりします。選び方の話に入る前に、まずはオンライン診療に向かない場面から確認していきましょう。

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オンライン診療に向かない症状 緊急度を3段階で確認する

お子さんの体調が急に変わったときは、相談先を探す前に緊急度を確かめる順番が大切です。次のような様子が見られるときは、ためらわずに救急車を呼んでください。

  • 呼びかけても目が合わず、ぐったりして反応が乏しい
  • けいれんが続いている、またはけいれんのあとに意識がはっきりしない
  • 息が苦しそうで、肩を大きく上下させて呼吸している
  • 唇や顔色が青白い、あるいは紫がかっている
  • 大量に出血している、強い痛みを訴えて動けない
  • 頭を強くぶつけたあとに、出血が止まらない、意識がない、けいれんがある、または嘔吐が止まらない
  • 全身にじんましんが急に広がり、唇や顔が腫れている、または息苦しそうにしている
  • 激しく咳き込む、ゼーゼーして呼吸が苦しそう、または呼吸が弱い
  • 吐いても吐いても止まらない

これらは画面越しでは対応できない状況です。119番通報をして、救急隊の指示にしたがってください。オンラインで相談している時間が、対応の遅れにつながってしまいます。

これらのうち、けいれんがある、くちびるの色が紫色である、顔色が明らかに悪い、激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しそう、呼吸が弱い、吐いても吐いても止まらない、頭を強くぶつけて出血が止まらない・意識がない・けいれんがあるといった様子は、厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」が子ども(15歳以下)について救急車を呼ぶ目安として挙げているものです。

同じページでは、意識の障害、けいれん、飲み込み、じんましん、やけど、事故、生まれて3カ月未満の乳児も、救急車を呼ぶことを考える場面として示されています。

このうち生まれて3カ月未満の乳児については、予防接種のあとを除いて、発熱だけのときは下の表の「今日中」として、時間外でもその日のうちの対面受診を基本にしてください。予防接種のあとに発熱したときは事情が異なりますので、まず接種を受けた医療機関にご相談ください。

夜間や休日で連絡がつかないときは、朝を待たずに#8000に電話してください。救急車を呼ぶサインに当てはまるときは、ほかの相談先を探さず、119番に通報してください。

救急車を呼ぶサインに当てはまらないときは、判断はオンライン診療ではなく対面で受けてください。生まれて3カ月未満の乳児で、ぐったりしている、呼吸が苦しそう、反応が乏しい、顔色が明らかに悪いといった様子が一つでも重なるときは119番に通報してください。

判断に迷うときも、朝を待たずに#8000か119番に相談してください。このページは消防庁の救急車利用リーフレット(子供版)をもとに作られています。

このほか、ぐったりして起き上がらない、顔色が悪い、母乳やミルクを飲まないとき、誤飲や誤えん、鼻や耳に物を入れてしまったとき、やけど、けが(とくに頭を打ったとき)、熱中症、脱水、体が冷えきって温めても戻らないとき、出血が大量のときやくり返すとき、予防接種のあとに体調を崩したときも、画面越しでは判断しきれません。

日本医学会連合のオンライン診療の初診に関する提言は、これらを緊急性の面で初診からのオンライン診療に適さない状態として挙げています。いずれもオンライン診療ではなく、上の救急車を呼ぶサインに当てはまるならまず119番に通報し、そうでなければ対面での受診を選んでください。

そのうえで、お子さんの様子は次の3段階で整理すると考えやすくなります。

スクロールできます
緊急度当てはまる様子・できごとまず取る行動
今すぐ上のサインが一つでもある(反応が乏しい/けいれん/呼吸/唇や顔色/大量の出血・強い痛み/頭を強くぶつけたあと/じんましんと顔の腫れ/激しい咳・呼吸が弱い/吐いても止まらない)119番通報をする
今日中おしっこの回数が明らかに減った、半日以上水分がとれていない(脱水が疑われる)、何度か吐いたあと落ち着く(吐いても吐いても止まらないときは「今すぐ」)、生後3か月未満の発熱(予防接種のあとを除く)、体温41℃以上の発熱、ぐったりして元気がない、顔色や機嫌がふだんと大きく違って見える、短時間でおさまったが初めてのけいれん、押しても色が消えない発疹がある時間外でも、その日のうちに対面で受診する
翌日以降でよい「今すぐ」「今日中」のどちらにも当てはまるものがなく、生後3か月以上で顔色・機嫌・食欲がふだんと変わらない、押すと色が消える発疹はあるが元気に遊べているかかりつけの診療時間に相談する
どれにも当てはまらない上のどれにも当てはめられない、どこに入れてよいか決められない予防接種のあとの発熱なら、接種を受けた医療機関に相談する。それ以外で迷うときは#8000に電話する。夜間・休日で接種を受けた医療機関に連絡がつかないときも#8000に電話する。「今すぐ」の様子が重なるときは119番に通報する

押しても色が消えない発疹があるときに、顔色が明らかに悪い、呼吸が苦しそう、反応が乏しいといった様子が重なるときは、「今日中」ではなく「今すぐ」として119番に通報してください。

上の表は、どれくらい急ぐかの目安です。これとは別に、オンライン診療を選んでよいかどうかという物差しがあります。

前掲の日本医学会連合の提言は、発熱について、生後4か月未満の場合、熱が出て3日目以降の場合、悪寒戦慄が続く・食欲が落ちている・活気がない・顔色が悪い・眠れていない場合、小児がんや手術のあと、免疫の働きが弱い病気など重症化のリスクがある場合を、情報量や対応手段の問題で初診からのオンライン診療に適さない状態として挙げています。

いずれか一つでも当てはまるときは、表の「今すぐ」に当てはまるならまず119番に通報し、「今日中」「翌日以降でよい」に当てはまるときは、オンライン診療ではなく対面で診てもらう形をとってください。

同じ提言は、押しても色が消えない発疹(紫斑)が強い場合も、初診からのオンライン診療に適さない状態として挙げています。なおこの記事では、これらの状態について、はじめてかどうかにかかわらず同じ扱いとして案内しています。

「翌日以降でよい」と判断したあとも、様子は変わります。水分が取れなくなってきた、反応が鈍くなってきた、呼吸が速くなってきた、顔色が悪くなってきたといった変化があれば、時間帯にかかわらず「今すぐ」または「今日中」の考え方に戻って判断し直してください。

生後3か月未満(予防接種のあとを除く)のお子さんの発熱について、厚生労働省の資料は、時間外でも早めに受診するよう案内しています。

同じ資料は、脱水が疑われるとき、ぐったりしているとき、初めてひきつけたとき、体温が41℃以上のときも、時間外でも早めに受診するようすすめており、あわせて、熱が高いほど病気が重いわけではないこと、年齢によって対応が変わり、新生児、生後3か月未満、3才未満の順に注意が必要であることも示しています。

それでも判断に迷うときは、こども医療でんわ相談(#8000)があります。厚生労働省が案内している事業で、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師に相談できます。

この電話相談は助言を行うもので、電話で診断や治療を行うものではありません。都道府県別の実施時間は、厚生労働省のホームページに「子ども医療電話相談実施状況」として掲載されています。

実際に対応する職種や、携帯電話・ダイヤル回線・IP電話からかけたときの扱いは、都道府県が個別に案内しています。たとえばかながわ小児救急ダイヤル(♯8000)のページは、携帯電話では基地局によって東京都や近県につながることがあること、ダイヤル回線やIP電話等では#8000が使えず別の番号にかけることを案内しています。お住まいの都道府県の案内と、一般の電話番号をあわせて控えておくと、夜間でも落ち着いて使えます。

ここまでの流れを確認したうえで、「今すぐではないけれど、家で様子を見るだけでは不安」という場面が出てきます。オンライン診療を検討するのは、この段階からです。

オンライン診療の選び方 親が確認したい5つの観点

ここからが本題です。次の5つの観点は、どのサービスにも等しく当てはめられる確認事項です。案内ページをこの順に読んでいくと、判断の材料がそろいます。

観点案内ページで確認するところ
相談できる症状どんな症状を診てもらえるかが具体的に書かれているか
対応時間夜間や休日、長期休みに対応しているか
お薬受け取り方法と、処方できない場合があることの説明があるか
医療機関の情報医療機関名、医師の氏名、連絡先がわかるか
画面越しの限界対面診療へつなぐ体制が示されているか

観点1 オンライン診療で相談できる症状の範囲を確認する

オンライン診療で相談しやすいのは、緊急のサインがなく、経過を言葉で伝えられ、見た目から様子が伝わる症状です。せきの出方や時間帯、鼻水の色と量、皮膚の乾燥やかゆみの続き方などが挙げられます。

ただし、熱があって食欲が落ちている、機嫌が悪くぐったりしている、顔色がふだんと大きく違う、押しても色が消えない発疹があるといったときは、前の章に戻って判断し直し、オンライン診療は選ばないでください。「今すぐ」に当てはまるならまず119番に通報し、そうでなければ対面での受診を選びます。

反対に、おなかの痛みの原因を確かめる場面や、耳の中の状態を見る必要がある場面は、画面越しでは限界があります。案内ページに「どんな症状を相談できるのか」が具体的に書かれているかどうかは、最初に見ておきたいところです。

診療科の範囲もあわせて確認しておきましょう。子どもの症状は、皮膚、耳や鼻、目など複数の領域にまたがることがあります。子どもの診療に慣れた医師が対応しているかどうかは、案内ページの記載から読み取れる場合があります。

症状の名前におおよその見当がついているときは、国立成育医療研究センターの子どもの病気の解説で調べておくと、相談したいことを整理しやすくなります。

観点2 オンライン診療に対応している時間帯と曜日を確認する

対応時間は、家庭の困りごとと直結する観点です。平日の日中に動けるなら、かかりつけの医療機関に相談するのが基本になります。オンライン診療を考えるのは、夜間や休日、きょうだいの世話で家を離れられないときが多いはずです。

  • 夜間や休日に対応しているかを事前に確認しておく
  • 年末年始やお盆などの長期休みの扱いが書かれているかを見ておく
  • 予約の受付が何時までかを、困る前に調べておく
  • 予約してから診察までにどのくらい待つのかの目安を確認しておく

対応時間や受付の方法は、変更されることがあります。いざというときに探しはじめると気持ちが焦りますので、落ち着いているうちに各医療機関の案内ページを開いておくと安心です。

観点3 オンライン診療でのお薬の受け取り方を確認する

お薬の扱いは、事前に知っておきたい観点です。前掲の国民・患者向けの案内では、お薬の配送やオンラインでの服薬指導を希望する場合、利用する薬局を医療機関に伝えたうえで、診察後に薬局へ相談する流れが説明されています。薬局へ出向いて服薬指導を受ける必要がある場合もあります。

ここで大切なのは、オンライン診療を受ければ必ずお薬が出るわけではない、という点です。医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。 診察の結果、対面での受診や検査をすすめられることもあります。

オンライン診療では扱えないお薬もあります。医療法施行規則第九条の六の十三第3項では、その症状について対面診療を経ていない場合には、麻薬および向精神薬の処方を行わないことが定められています。

これははじめての受診に限られず、同じ医療機関にかかったことがあっても、その症状について対面で診てもらっていなければ同じ扱いになります。また、患者さんの基礎疾患の情報が把握できていない場合には、安全管理が特に必要な医薬品を処方しないこと、および8日分以上の投薬を行わないことが定められています。

処方の制限については、厚生労働省の国民・患者向けの案内にも、麻薬・向精神薬の処方や、基礎疾患等の情報が把握できていない患者さんへの8日分以上の処方についての記載があります。

これに加えて、日本医学会連合のオンライン診療の初診に関する提言は、抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬、副腎皮質ステロイドの薬、抗アレルギー薬、ぜんそくの治療薬を含む吸入薬などを、初診での投与について十分な検討が必要な薬剤として挙げています。オンライン診療でこれらのお薬が出るとは限りませんので、受け取れる前提で予定を立てないほうが安心です。

処方されたお薬の名前がわかったら、患者向医薬品ガイドで使い方や注意点を確認できます。飲ませ方に迷ったときは国立成育医療研究センターのお薬Q&Aも参考になりますが、実際の飲ませ方は自己判断せず、処方した医師または薬剤師に必ず確認してください。

観点4 オンライン診療を行う医療機関の情報を確認する

オンライン診療は、医療機関が行う医療行為です。案内ページに、医療機関の名称、担当する医師の氏名、連絡先、体調が急に変わったときにどう対応するのかが書かれているかを確認しましょう。

医療機関の広告には、医療法第六条の五と、これにもとづく国の医療広告ガイドラインによるルールがあります。どの医療機関にも同じルールが適用されますので、案内ページを読むときは、宣伝の印象ではなく、上に挙げた事実の記載があるかどうかで見ていくとよいでしょう。

かかりつけの医療機関が、オンラインでの診療を行っていることもあります。普段の様子や成長の経過を知っている医師に相談できるのは、判断のしやすさにつながると考えられます。まずはかかりつけに確認してみるのも、選び方の一つです。

観点5 オンライン診療の限界と、対面へつなぐ体制を確認する

くり返しになりますが、オンライン診療では触診も聴診もできず、血液検査や画像検査も行えません。画面と音声から得られる情報には限りがあり、その場では診断がつかないこともあります。

日本医学会連合のオンライン診療の初診に関する提言は、オンライン診療に習熟した医師が、対面診療に切り替えられる地理的・時間的な状況で初診を行う場合には、限界を十分に理解してもらったうえで受診のしやすさという利点を活かすことが適切だ、と述べています。裏を返せば、必要になったときに対面へ切り替えられることが前提になっている、ということです。

だからこそ、対面診療へつなぐ体制が示されているかは、選び方のなかでも重みのある観点です。診察の結果、対面での受診をすすめられたときにどうすればよいのかが案内されているかを見ておきましょう。

気になる症状が続くときは自己判断せず、対面での受診を検討してください。オンライン診療は、受診するかどうかを医師と一緒に考えるための入り口として使うと、無理のない付き合い方になります。

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受診前に用意しておくとオンライン診療がスムーズになるもの

短い診察時間で必要なことを伝えるには、手元の準備が助けになります。あらかじめそろえておくと、聞かれたことにすぐ答えられます。

用意するもの何に役立つか
体温の記録いつから、どのくらいの熱が続いているかを伝えられる
症状のメモ食欲、おしっこの回数、便の様子、機嫌の変化を整理できる
症状の写真や動画発疹やせきの様子など、その場で再現しにくいものを見せられる
お薬手帳今飲んでいるお薬やアレルギーの情報を正確に伝えられる
母子健康手帳月齢や予防接種の状況をその場で確認できる
明るく静かな場所顔色や声の様子が医師に伝わりやすくなる

写真や動画は、症状が出ているときに撮っておくと役立ちます。発疹は時間とともに見え方が変わりますので、日付がわかる形で残しておくと経過を伝えやすくなります。通信が不安定になったときの連絡方法も、あわせて確認しておきましょう。

オンライン診療についてよくある質問【FAQ】

はじめての医療機関でもオンライン診療を受けられますか。

医療機関によって、はじめての方を受け付けているかどうかは異なります。その症状について対面で診てもらったことがない場合のオンライン診療には、国のルールで定められた条件があります。はじめての受診に限らず、同じ医療機関にかかったことがあっても、その症状について対面で診てもらっていなければ同じ扱いになりますので、各医療機関の案内ページで、対象となる方の条件を確認してください。

オンライン診療を受ければ必ずお薬を出してもらえますか。

そうとは限りません。医師の判断によりお薬を処方できない場合がありますので、お薬を受け取る前提で予定を立てないほうが安心です。

夜中に子どもの熱が上がったときは、まずどこへ相談すればよいですか。

意識や呼吸に異変があるとき、けいれんが続いているとき、唇や顔色が青白いとき、顔色が明らかに悪いとき、大量に出血しているときは、まず119番通報をしてください。生後3か月未満(予防接種のあとを除く)のお子さんの発熱、体温41℃以上、おしっこの回数が明らかに減った、半日以上水分がとれていない、ぐったりしている、顔色や機嫌がふだんと大きく違う、押しても色が消えない発疹があるといった様子があるときは、時間外でもその日のうちに対面での受診を選んでください。そのどちらにも当てはまらず迷うときに、#8000のこども医療でんわ相談で助言を受けられます。オンライン診療を考えるのは、そのうえで「今すぐではないけれど家で様子を見るだけでは不安」という場面からです。なお、発熱で、生後4か月未満のとき、熱が出て3日目以降のとき、悪寒戦慄が続く・食欲が落ちている・活気がない・顔色が悪い・眠れていないといった様子があるとき、重症化のリスクがある持病があるとき、および押しても色が消えない発疹があるときは、はじめてかどうかにかかわらず、119番が必要なときはまず119番に通報し、そうでないときは前の章の3段階で急ぐ度合いを決めたうえで、オンライン診療ではなく対面での受診を選んでください。

オンライン診療は対面診療の代わりになりますか。

代わりになるものではありません。触診や聴診、検査ができないため、わかることには限りがあります。対面診療と並ぶ選択肢の一つとして考えてください。

きょうだいの分もまとめて相談できますか。

医療機関ごとに扱いが異なります。診察はお子さん一人ひとりに対して行われるのが基本ですので、申し込みの方法を事前に確認しておくと、当日慌てずにすみます。

オンライン診療を選ぶときに見落としやすい点はありますか。

対応時間の確認です。夜間や休日に困ることが多いにもかかわらず、受付の締め切り時刻は見落とされやすいところです。落ち着いているうちに調べておくと、必要なときに迷わずにすみます。

【まとめ】子どものオンライン診療でおすすめの選び方は 5つの観点で見比べることです

子どものオンライン診療は、どのサービスが優れているかではなく、ご家庭の困りごとに合うかどうかで選ぶものです。5つの観点を手元に置いておけば、案内ページを読むだけでも、自分たちに合いそうかどうかを判断しやすくなります。

この記事のまとめ
  • 救急車を呼ぶサインが一つでもあるときは119番(反応が乏しい/けいれん/呼吸/唇や顔色/大量の出血・強い痛み/頭を強くぶつけたあと/じんましんと顔の腫れ/激しい咳・呼吸が弱い/吐いても止まらない。くわしくは本文の一覧を見てください)。生後3か月未満(予防接種のあとを除く)の発熱、体温41℃以上、おしっこの回数が明らかに減った、半日以上水分がとれていない、ぐったりしている、顔色や機嫌がふだんと大きく違う、押しても色が消えない発疹があるときは、時間外でもその日のうちに対面で受診する
  • そのどちらにも当てはまらず迷うときに#8000で助言を受け、そのうえでオンライン診療を考える。発熱で、生後4か月未満、熱が出て3日目以降、悪寒戦慄が続く・食欲が落ちている・活気がない・顔色が悪い・眠れていない、重症化のリスクがある持病があるとき、および押しても色が消えない発疹があるときは、はじめてかどうかにかかわらず、119番が必要なときはまず119番、そうでないときは3段階で急ぐ度合いを決めたうえで、オンライン診療ではなく対面での受診を選ぶ
  • 相談できる症状の範囲と、子どもの診療に慣れた医師が対応しているかを案内ページで確認する
  • 夜間や休日の対応と受付の締め切り時刻は、落ち着いているうちに調べておく
  • お薬の受け取り方を確認し、医師の判断によりお薬を処方できない場合があることを知っておく
  • 触診や検査ができないという限界と、対面診療へつなぐ体制が示されているかを見比べる

この記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の診断・治療方針を示すものではありません。あんよマガジンは、公的機関が公開している一次情報にもとづいて記事をつくる編集方針で運営しています。

オンライン診療の受付時間は医療機関ごとに違い、深夜まで受け付けているとは限りません。観点2のとおり、対応している時間帯と受付の締め切り時刻を先に確かめておきましょう。

表の「今すぐ」「今日中」のどちらにも当てはまらず、生後4か月以上で、「オンライン診療に向かない症状」の章で対面をおすすめした様子(熱が出て3日目以降、悪寒戦慄が続く・食欲が落ちている・活気がない・顔色が悪い・眠れていない、重症化のリスクがある持病、押しても色が消えない発疹、予防接種のあとに体調を崩した、誤飲や誤えん、鼻や耳に物を入れてしまった、やけど、けが、熱中症、脱水、体が冷えきって温めても戻らない、大量またはくり返す出血、母乳やミルクを飲まない)のいずれにも当てはまらないときで、受付時間内に病院に行く時間が取りにくい場合は、小児科オンライン診療「あんよ」も選択肢の一つです。

あんよの案内ページにも、ほかの相談先を見るときと同じように、この記事の5つの観点を当てはめて、ご家庭に合うかどうかをご自身で確かめてください。

最終的な判断は医師に相談してください。