子どもは大人に比べて鼻の通り道が狭いため、少しの粘膜の腫れでも完全に鼻が塞がってしまい、睡眠の質が落ちやすい点が特徴です。
この記事では、夜に鼻が詰まる理由と、今夜から家でできる具体的なケアをわかりやすく解説します。
なぜ子どもは花粉症で寝られないほど鼻が詰まりやすいのか
日中は元気なのに、寝るタイミングで急に鼻が詰まることもありますよね。
夜間の鼻詰まりには、体の仕組みと環境の要因が重なっていることが多いと言われています。
夜は副交感神経が優位になり、鼻の粘膜が腫れやすい
夜になると自律神経の副交感神経が活発になり、体は休息・リラックスの状態へと切り替わります。
副交感神経が優位になると、血管が拡張して鼻の粘膜が腫れやすくなる傾向があるようです。
子どもはもともと鼻腔が小さいので、鼻の粘膜が腫れることにより影響が強く出るケースが多いと言われています。
横になる姿勢は血流が集まるため、鼻づまりが強くなる
横になると上半身より頭側に血流が集まり、鼻の粘膜がうっ血しやすくなります。
結果として、布団に入った直後から鼻が詰まりやすい状態になり、日中との差を強く感じるようになるのです。
夜は衣服や寝具に付いた花粉が寝室で舞いやすい
帰宅時に髪や服に付いた花粉が、そのまま寝室に持ち込まれることがあります。
着替えや寝返りの動きで花粉が舞い、寝ている間に吸い込みやすくなるため、夜間の鼻症状を引き上げる一因となるようです。
花粉症で寝られない子どもに試したい鼻詰まりケア
お子さんが鼻詰まりで苦しそうにしているとき、お家ですぐに実践できる対策をまとめました。
家庭ですぐに試せる鼻づまりケア
特別な道具がなくても工夫次第で呼吸を楽にできる可能性がありますので、まずは以下の方法を試してみてください。
| 対策 | 具体的な方法 | 期待できる変化 |
|---|---|---|
| 上半身を高くする | 布団の下にタオルを敷く | 鼻の粘膜の腫れを和らげる |
| 鼻を温める | 蒸しタオルを鼻に当てる | 食後蒸気で鼻の通りを一時的に良くする |
| 寝室を加湿する | 加湿器で湿度60%を保つ | 粘膜の乾燥と炎症を抑える |
上半身に緩やかな角度をつける
完全に真横になって寝ると、鼻の粘膜がうっ血して詰まりやすくなると言われています。
背中の下にバスタオルなどを数枚敷いて、腰のあたりから緩やかに上半身を高くしてあげましょう。
首だけが折れ曲がると逆に呼吸がしにくくなるため、背中全体でスロープを作るように調整するのがポイントです。
鼻の周りを温めて一時的に通りをよくする
寝る前の短時間ケアとして取り入れやすいのが、蒸しタオルです。
タオルを水で絞り、短時間レンジで温めたもので鼻の付け根を温めると、血流が変化して鼻の通りが楽になることがあります。
お子さんの肌は非常にデリケートですので、火傷をしないよう温度管理には十分注意してあげましょう。
加湿することで粘膜の乾燥を防ぎ、花粉による刺激を減らす
乾燥した空気は粘膜を刺激し、詰まり感を悪化させることがあるため、部屋を加湿することも大切です。
加湿器がなければ濡れタオルを室内に干すだけでも一部効果が期待できます。
湿度を上げすぎるとカビの原因になるため、部屋の様子を見ながら調整しましょう。
室内の花粉を減らして子どもが寝られない原因を遠ざける
夜にひどくなる花粉症ですが、室内に花粉を入れない、あるいは舞い上がらせない環境作りが大切だと言われています。
毎日の習慣を少し見直すだけで、お子さんの睡眠環境は大きく変わるかもしれません。
部屋に花粉を持ち込まないための生活習慣
厚生労働省によると、下記の対策を組み合わせることで、寝室で触れる花粉を減らす効果が期待できます。
- 帰宅したら玄関で衣服と髪の花粉をしっかり払う
- 寝室に入る前に部屋着へ着替える
- 花粉が付きにくく露出の少ない服装を心がける
- 手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とす
花粉症の症状で子どもが寝られない状態が続くときの受診目安
花粉症に対して家庭で工夫しても改善が乏しいときは、医療機関への相談が安心につながります。
眠れない状態が続くと日中の集中力や機嫌にも影響しやすいため、日常生活に支障が出る可能性も否定できません。
病院の受診を検討したい花粉症の症状
下記のような状態が続く場合は病院の受診を検討しましょう。
- 夜中に何度も起きる
- 口呼吸が続いて喉が痛い
- 日中の元気が明らかに落ちる
花粉症以外の病気の可能性も
花粉症と思っていても、喘息や副鼻腔炎など別の要素が絡む場合があるため注意が必要です。
症状の経過や夜間の様子をメモしておくと病院への相談がしやすくなる場合があります。
【Q&A】子どもが花粉症で寝られないときの質問
子どもの辛い花粉症についてよくある質問をまとめました。
- 市販の鼻炎薬を子どもに飲ませても大丈夫?
-
年齢や体重に合う薬が限られるため、必ず薬の対象年齢や使用方法を守ってください。
使用に迷う場合は薬剤師か医師に相談しましょう。
- 鼻うがいは子どもにも効果がある?
-
花粉を洗い流せる一方、痛みや怖さで嫌がることもあるので、無理をせずスプレーなど低負担の方法から検討すると安心です
- 何日くらい寝れない状態が続いたら受診すべき?
-
睡眠不足で日中の生活に影響が出ているなら受診の目安になり、早めに相談したほうが楽になるケースがあります。
- 夜だけ症状がひどいのは気のせい?
-
夜は粘膜が腫れやすい状態になり、姿勢でも悪化しやすいため、夜間だけ強く出ることは珍しいことではありません。
ひどい症状が続く場合は、病院での相談を検討してください。
【まとめ】花粉症で子どもが寝られないときは原因理解と環境調整が大切
子どもの花粉症による夜間の鼻づまりは、体の仕組みや寝る姿勢、寝室環境などが重なって起こりやすいと考えられているようです。
家庭でできるケアや環境の工夫を取り入れることで、少しでも改善できる可能性があります。
つらい状態が続く場合は、早めに専門家へ相談することも検討しましょう。
- 夜は鼻の粘膜が腫れやすく、横になる姿勢で鼻が詰まりやすい
- 上半身の角度調整や加湿など、家庭でできる工夫が睡眠環境の改善につながる
- 症状が続く場合は、花粉症以外の可能性も視野に入れて相談することが大切
通院が難しくても、小児科オンライン診療あんよを利用すれば、自宅から子どもの症状を相談できます。
夜間の様子や困っている点を共有することで、自宅から医師の意見を聞く機会として活用することが可能です。

