「熱は下がったけれど、まだ咳が残っている…」
「明日から保育園に行かせても大丈夫?」
風邪の治りかけは、登園させていいのか、まだ休ませるべきか、悩みますよね。
結論からお伝えすると、熱が下がっても、咳や鼻水があるうちは人にうつす可能性があります。
この記事では、「いつまで感染力があるのか」という目安と、迷った時の「登園の判断基準」、そして「家族にうつさないためのコツ」をわかりやすく解説します。
風邪の治りかけでも人にうつる?
残念ながら、「熱が下がった=うつらなくなった」ではありません。
多くの風邪ウイルスは、症状が消えるまで体外へ排出され続けます。特に、治りかけの「咳」や「鼻水」にはウイルスが含まれているため、油断は禁物です。
ウイルスはいつまで出るの?潜伏期間について
一般的に、風邪のウイルスが排出される期間は以下の通りです。
- 潜伏期間(1〜2日):症状が出る前からうつる可能性があります。
- 発症〜ピーク(3〜4日):感染力が最も強い時期です。
- 治りかけ(7日〜10日程度):量は減りますが、ウイルスは排出されています
つまり、発症から1週間程度は「人にうつす期間」と考えておくのが無難です。
「元気になったから」といってマスクなしで接触すると、兄弟や家族にうつしてしまうことが多いのはこのためです。
注意が必要な具体的な感染症は?
インフルエンザやRSウイルスなどは、より厳密な出席停止期間や強い感染力があります。流行時は特に注意しましょう。
これは風邪治りかけ?もう外出大丈夫?登園登校の判断目安を紹介!
「ウイルスが出ているなら、完全に治るまで休ませなきゃダメ?」と不安になるかもしれません。
しかし、咳が完全に止まるまで待っていると、1〜2週間休むことになってしまいますよね。
現実的には、以下の基準を満たしていれば登園・登校が可能と判断されることが多いです。
登園・登校の目安表
| チェック項目 | 登園OKの目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 発熱 | 解熱後、24時間以上経過している | 解熱剤を使わずに平熱であることが条件です。 |
| 食事 | 普段の7〜8割程度食べられる | 給食やおやつが食べられないと体力が持ちません。 |
| 機嫌・活気 | 普段通り遊び、笑顔がある | グズグズしたり、すぐに横になる場合はお休みしましょう。 |
| 咳・呼吸 | 眠れる・吐かない程度の軽い咳 | 咳き込んで眠れない、ゼーゼーしている場合はNGです。 |
| 鼻水 | 透明で、頻繁に拭かなくてよい | 黄色や緑色のドロっとした鼻水が続く場合は受診推奨です。 |
登園・登校時の先生への伝え方のポイント
登園・登校させる際は、連絡帳や電話で一言添えておくとスムーズです。
- 「熱は下がって丸1日経ち、元気です」
- 「まだ少し咳が出ますが、受診して登園・登校許可をもらっています」
このように伝えておくと、園の先生も安心ですし、集団生活での配慮もしやすくなります。
風邪の治りかけ時の家族への感染を防ぐ3つの対策を紹介
「上の子の風邪が治りかけた頃に、下の子にうつった…」
「最後に看病していたママがダウンした…」
こんな負の連鎖を防ぐために、治りかけの時期こそ、家庭内での対策を徹底しましょう。
お風呂と寝室を工夫する
家庭内感染を防ぐには、距離が近くなるお風呂と寝室の工夫がカギになります。
お風呂は症状があるお子さんを最後にし、入浴後はシャワーで洗い流してしっかり換気してあげてください。
寝室を分けるのが難しい場合でも、頭と足の向きを互い違いにして寝れば、顔への飛沫を防げるのでおすすめです。
タオルとコップは共有しない
洗面所のタオルはウイルスが残りやすいため、家族での共有は避けてください。
治りかけの時期だけでもペーパータオルに切り替えると、二次感染のリスクを減らせます。
また、食器やコップを分けるのはもちろん、意外な感染源となる「食べ残しのシェア」も、この期間は控えるよう気をつけてあげましょう。
部屋の湿度を50〜60%に保つ
空気が乾燥していると、ウイルスが空気中を漂う時間が長くなり、喉の防御機能も弱まります。加湿器などを使い、適切な湿度を保つことが家族全員の喉を守ります。
風邪の治りかけ時によくある質問(Q&A)
Q. 熱はないですが、咳だけ長引いています。登園してもいいですか?
A. 食欲があり、夜ぐっすり眠れているなら、マスク着用(可能な年齢なら)などの対策をして登園可能な場合が多いです。ただし、咳が2週間以上続く、ゼーゼーするなどの場合は、喘息や他の病気の可能性があるため再受診をお勧めします。
Q. 「治りかけ」から熱がぶり返すことはありますか?
A. ぶり返す可能性はあります。一度下がった熱が再び上がる場合、中耳炎や肺炎などの合併症を起こしている可能性があります。この場合は様子を見ずに、早めに小児科を受診しましょう。
風邪の治りかけもうつる?解熱後1週間程度は油断せず対策を
熱が下がったからといって、すぐに完治したわけではありません。 ぶり返しや家族への感染を防ぐため、以下のポイントを意識して過ごしましょう。
- 熱が下がっても、1週間は人にうつる可能性がある
- 登園再開は「解熱後24時間」経ってから
- タオルの共有は避け、お風呂は最後に入る
あと少しで完治という時期こそ、ぶり返さないよう無理は禁物です。
通院が大変な時は小児科オンライン診療あんよなども活用して、焦らずしっかりと治していきましょう。

