「子どもが花粉症っぽいけれど、どの薬を選べばいいのかな…」
「市販薬で様子を見ていいのか、受診したほうがよいのか迷う」
子どもの花粉症の薬は、年齢に合うものを選び、眠気や飲みやすさも確認することが大切です。
鼻水やくしゃみが中心なのか、あるいは鼻づまりが強いのかによっても適した治療法は異なります。
市販薬で対応できるケースもありますが、生活に支障がある場合は、受診して薬を調整してもらうことをお勧めします。
この記事では、子どもの花粉症の薬の選び方を年齢や眠気、市販と処方の違い、受診の目安といった視点から詳しく解説します。
子どもの花粉症の薬は年齢に合うものを選ぶ
子どもの花粉症の薬は、医師や薬剤師と相談しながら、年齢や体質に合ったものを処方してもらうことが大切です。あわせて、眠気が出にくいか、無理なく飲み続けられるかといった点を確認することも欠かせません。
花粉症でよく使われる抗ヒスタミン薬は、広く使われている一方で、同じ成分でも剤形によって使える年齢が違うことがあります。
薬の名前だけで判断せず、シロップ、ドライシロップ、錠剤のどれが合うかも含めて、医師に相談してみましょう。
年齢ごとの違いを確認する
子どもの花粉症の薬は、同じ薬のタイプでも使える年齢に差があります。
特に低年齢では、錠剤よりもシロップやドライシロップが選ばれることが多くなります。
処方される主な剤形と目安は、以下のとおりです。
| 主な剤形 | 小児での年齢目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| シロップ剤(水薬) | 生後6か月以上など | 低年齢向けの製剤が多く、液状で飲みやすい |
| ドライシロップ(粉薬) | 生後6か月以上や3歳以上など | 少量の水で練ったり溶かしたりして飲ませる 錠剤より低年齢で使える種類がある |
| 錠剤 | 7歳以上が中心 | 比較的眠気が少ないタイプ、 1日1回で続けやすいものなど種類が豊富 |
抗ヒスタミン薬の中には、生後6か月から使えるシロップ剤やドライシロップ、3歳以上で用量設定があるものなど、年齢に合わせたさまざまな種類があります。
薬名だけで決めず、年齢に合う剤形かどうか、医師や薬剤師と一緒に確認するとよいでしょう。
自己判断で大人用を使うのは避けましょう。
眠気と飲みやすさで選ぶ
子どもの花粉症を選ぶときは、効き目だけでなく、眠気などの影響が少ないことや続けて飲みやすいことも大切だとされています。
比較的眠気が少ないとされる薬でも、眠気がまったく出ないとは限りません。
日中にぼんやりしたり、普段より活動しにくそうに見えたりすることもあるため、飲み始めは様子を見ながら使うと、変化に気づきやすくなります。
また、薬は続けて飲めることも大切です。シロップや粉薬がいいのか、錠剤でも飲めるのかは子どもによって違います。
眠気の少なさだけでなく、その子に合った飲みやすさまで考えて選ぶと続けやすくなります。
子どもの花粉症の薬は市販薬で様子を見るか、受診を検討するかの目安
市販薬で様子を見るか処方薬を相談するかは、症状が生活に影響しているかに加えて、市販薬を使っても改善しないかで考えると分かりやすくなります。
花粉症は、鼻水やくしゃみが中心なのか鼻づまりが目立つのかでも、治療の考え方が変わります。
市販薬と処方薬の違いを知る
市販薬の利点は、必要なときに購入しやすいことです。
子ども向けの一般用医薬品(市販薬)には、7歳から14歳を対象にしたアレルギー専用鼻炎薬があります。
一方で、処方薬は年齢や症状に合わせて選びやすいのが利点です。
市販か処方かは効き目の強さだけで分けるのではなく、年齢や症状の出方、生活への影響に合っているかで考えましょう。
受診したい症状を確認する
受診を考えたい目安は以下のとおりです。
- 鼻づまり・目のかゆみが強い
- 日中の活動や生活に支障が出ている
- 市販薬を使っても症状がつらい
- 咳が続くなど鼻以外の症状もある
こうした症状があるときは、市販薬だけでは十分に対応しにくいことがあるため、受診して症状に合った治療を相談しましょう。
薬が効かないときの対応を知る
薬が効かないと感じる背景には、症状の型に対して薬が合っていないこともあります。
たとえば、鼻水やくしゃみが中心のタイプでは第2世代抗ヒスタミン薬が使われやすく、鼻づまりが目立つタイプでは抗ロイコトリエン薬など別の治療が検討されることがあります。
改善しないからといって、自己判断で量を増やすのは避けましょう。効かないときは受診して、医師に相談してください。
子どもの花粉症の薬は鼻づまりや目のかゆみで使い分ける
子どもの花粉症は、飲み薬だけでなく点鼻薬や点眼薬を組み合わせることで、症状の緩和が期待できる場合があります。
鼻や目など、困っている症状の場所に合わせて選ぶことが大切です。
点鼻薬や点眼薬も合わせて考える
花粉症の薬は、主な症状に応じて選ばれることが多いです。点鼻薬にも抗アレルギー薬やステロイド薬などがあり、症状に合わせて使い分けられます。
症状に合わせた使い分けの目安は、以下のとおりです。
- 鼻水やくしゃみが中心なら、飲み薬を選択肢にする
- 鼻づまりが強いなら、点鼻薬の使用を相談する
- 目のかゆみがつらいなら、点眼薬の併用を考える
目のかゆみがあるときは、鼻の薬だけでは十分に対応しにくいこともあるため、点眼薬も含めて考えると症状を抑えやすくなります。
症状が出る前から備える
季節性の花粉症では、症状が強く出る前から治療を始める考え方があります。
薬によっては、添付文書に「症状が出やすい時期の直前から開始することが望ましい」と記載されています。
毎年同じ時期に症状が出る子は、症状が強くなる前や出始めの段階で相談しておくと、つらい時期に備えやすくなります。
毎年のパターンがある場合は、早めに受診して治療の始め方を相談すると安心です。
子どもの花粉症の薬に関するよくある質問
- 子どもの花粉症の薬は何歳から使えますか?
-
使える年齢は成分ごとに違います。さらに、同じ成分でも剤形によって使える年齢が違うことがあります。
主な抗ヒスタミン薬にはさまざまな種類があり、生後6か月から使えるシロップ剤や、3歳以上から使えるドライシロップなどがあります。
薬名だけでなく、その子の年齢で使える剤形かどうかまで確認することが大切です。
- 子どもの花粉症の薬は眠くならないですか?
-
眠くなりにくい薬はありますが、まったく眠くならないとは言い切れません。
第2世代抗ヒスタミン薬は脳に届きにくく眠気が出にくい薬が多いものの、眠気やぼんやりした様子が出ることはあります。
日中の眠気や、普段より反応が鈍くないかも含めて見ることが大切です。
- 子どもの花粉症の薬が効かないときはどうしたらいいですか?
-
自己判断で量を増やさず、医師や薬剤師と相談しながら、薬の種類や使い方が症状に合っているかを見直します。
症状によって適した治療が異なるため、鼻水やくしゃみが中心なのか、鼻づまりが強いのかも確認しながら見直すことが大切です。
子どもの花粉症の薬はどう選ぶ?オンライン診療で相談も
子どもの花粉症の薬は、年齢に合った剤形や眠気の少なさ、飲みやすさなどで選ぶことが大切です。
- 年齢に合う剤形(シロップや錠剤など)を確認して選ぶ
- 眠気の出にくさや、子どもが無理なく続けられるかで選ぶ
- 症状(鼻づまりや目のかゆみ)に合わせて点鼻薬・点眼薬を使い分ける
- 市販薬で改善しない場合や生活に支障がある場合は受診する
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