子どものコロナの初期症状は?発熱・咳への対処法を解説

子どものコロナの初期症状は?発熱・咳への対処法を解説webp

子どもが新型コロナウイルス感染症にかかったかもしれない時、まず確認すべきは呼吸の状態と水分の摂取状況です。

顔色が悪い、呼吸が苦しそう、水分が全く取れないといった場合は、すぐに救急受診が必要です。

熱が高くても、水分が取れていて機嫌も良いなら、日中の受診が適している場合があります。

目次

子どものコロナ初期症状は?発熱・咳・喉の痛みが多い

新型コロナウイルス(変異株含む)感染症において、子どもによく見られる初期症状は「発熱」と「喉の痛み」です。

呼吸器症状だけでなく、お腹の症状を訴えるケースもあります。

よくある初期症状の傾向は「発熱・咳・咽頭痛」

多くの子どもに、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。

熱は38度以上の高熱が出ることもあれば、微熱で済むこともあり、個人差が大きいです。

特に最近の傾向として、喉の痛みを強く訴える子どもが増えています。

「喉が痛くてご飯が食べられない」という訴えから、感染が発覚することもあるため、早めに受診を検討しましょう。

「消化器症状(嘔吐・下痢)」も珍しくない

発熱と同時に、嘔吐や下痢など消化器症状が起こるケースもみられます。

食欲がないときは無理に食べさせようとせず、熱など他に症状がないか確認しましょう。

年齢別に見る症状の違い(乳児・幼児・小学生)

一般的に、子どもの年齢によって目立つ症状や訴え方が異なるケースが多いです。

年齢症状注意点
0歳~1歳(乳児)不機嫌、哺乳量の減少発熱症状を言葉にできないため、機嫌と食欲を注意深く観察
2歳~6際(幼児)発熱、頭痛、喉の痛み、腹痛「お腹が痛い」「頭が痛い」など痛みを訴えることが多い
小学生喉の痛み、発熱味覚・嗅覚障害大人と同じように、味やにおいが分からないと訴えることがある

乳児の場合は、「なんとなく元気がない」「ミルクを飲まない」などの変化が重要なサインになります。

コロナ?風邪?インフルエンザ?初期症状の見分け方

症状だけでコロナを完全に見分けることは、医師でも難しいのが現状です。

インフルエンザとの決定的な違いはあるか

インフルエンザは、急激な高熱と関節痛が特徴とされています。

コロナも高熱が出ることがありますが、インフルエンザほど急激ではないケースもあります。

ただし、近年は症状が似通ってきており、検査なしに決定的な違いを見つけるのは困難です。

溶連菌やアデノウイルスへの感染症など似た症状の病気もある

子どもがかかりやすい他の病気とも、症状が重なる部分があります。

コロナと似た症状が出る病気

症状特徴
溶連菌感染症喉の痛みが非常に強く、舌がイチゴのように赤くなることがある
アデノウイルス感染症高熱が3〜5日と長く続き、目の充血を伴うことがある
RSウイルス感染症多くは発熱、咳などの風邪のような症状で回復するゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音がすることも

これらの病気かどうかを確定させるためには、医療機関での検査が必要です。

【緊急度チェック】病院へ急ぐべき子どもの危険な症状

子どもの様子がいつもと明らかに違う場合は、迷わず救急外来を受診するか、救急車を呼びましょう。

すぐに救急車を呼ぶ・救急外来に行くべきサイン

以下のリストに当てはまる症状がある場合は、緊急性が高い状態です。

緊急性が高い症状
  • 顔色が明らかに悪い(唇が紫色など)
  • 呼吸が苦しそうで、肩で息をしている
  • 呼吸をするたびに肋骨の間や鎖骨の上がペコペコ凹む
  • 意識がぼんやりしていて、呼びかけへの反応が鈍い
  • 痙攣(けいれん)が5分以上続いている
  • 水分が全く取れず、半日以上おしっこが出ていない

特に「呼吸」と「意識」の状態には注意が必要です。

少しでも「おかしい」と感じたら、ためらわずに医療機関へ連絡してください。

翌朝まで様子を見てもよいケース

熱が高くても、呼吸が落ち着いていて水分も取れている場合は、慌てて夜間救急に行かなくてもよい場合が多いです。

一晩様子を見て、翌日の診療時間に受診、またはオンライン診療を検討してください。

翌朝まで自宅待機でもよいとされる目安
  • 熱はあるが、水分は取れている
  • おもちゃで遊んだり、テレビを見たりする元気がある
  • 顔色は悪くなく、呼吸も落ち着いている
  • 夜眠ることができている

判断に迷う場合は「#8000(小児救急電話相談)」へ相談してみるのもよいでしょう。

コロナで自宅療養になったら?子どもがつらい時に家でできるケア

自宅療養することになった場合、環境や食事の工夫で、子どもの辛さを和らげてあげましょう。

【おすすめの食べ物】食事と水分補給の工夫

喉の痛みが強いと、食事を嫌がることがあります。

喉越しの良いものや冷たいものを少しずつ与えましょう。

  • ゼリーやプリン
  • アイスクリーム
  • 冷ましたうどんやお粥
  • 麦茶や子ども用イオン飲料

柑橘系のジュースや熱いスープは、喉にしみることがあるので避けるとよいでしょう。

脱水を防ぐため、スプーン一杯からでもこまめに水分を与えてください。

家族への感染を防ぐ隔離のポイント

自宅療養で心配なのが、家族内感染です。

完全に隔離するのは難しい場合でも、できる範囲で対策を行いましょう。

家庭内でできる感染対策
  • 看病する人を一人に決める(基礎疾患のない人が望ましい)
  • 部屋の換気を1時間に1回、5分程度行う
  • 子どもと寝る時は頭の位置を互い違いにする
  • タオルや食器の共用を避ける
  • ゴミは密閉して捨てる

食器は使い捨てのものにすると、より感染を防ぐ効果が期待できます。

解熱剤は必ず処方されたものを指示通りに使う

一般的に子どもの発熱には、アセトアミノフェン系の解熱剤が処方される場合が多いです。

使用する目安は「38.5度以上で、ぐったりしていて辛そうな時」ですが、基礎疾患など個別の判断が必要な場合もあります。

以下に一般的なポイントを挙げますが、必ず医師や薬剤師の指示に従って正しく使用してください。

解熱剤を使用する際のポイント
  • 熱があっても元気なら無理に使わなくてよい場合もある
  • 一度使ったら、次は最低6時間以上の間隔をあける
  • 座薬と飲み薬を同時に使わない

判断に迷ったら、かかりつけの小児科医に相談するようにしましょう。

コロナ感染後の登園・登校の目安と注意点

子どもが回復した後、学校や保育園に行けるようになる時期には基準があります。

療養期間の目安と登園・登校の基準

学校保健安全法では、出席止期間の基準が定められています。

登園・登校再開の基準

  • 発症した後5日を経過していること
  • かつ、症状が軽快した後1日を経過していること

「発症日」を0日目としてカウントします。

月曜日に熱が出た場合、火曜日が1日目となり、最短で土曜日までが療養期間、日曜日に症状がなければ月曜日から登校可能です。

ただし、学校や園によって独自のルールがある場合もあるため、必ず確認しましょう。

まれに見られる後遺症やMIS-Cについて

子どもは回復が早いことが多いですが、まれに後遺症が見られることがあります。

咳が長引いたり、疲れやすさが残ったりする場合は、かかりつけ医に相談してください。

感染から数週間後に、再び高熱や発疹、目の充血などが現れる「小児多系統炎症性症候群(MIS-C)」という病気が報告されています。

頻度は極めて稀ですが、回復後に再び体調が悪化した場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

【Q&A】子どものコロナ初期症状にまつわる疑問をチェック!

家族がコロナに!子どもに症状はないですが受診すべき?

子どもに症状がなければ、すぐに受診する必要はありません。

濃厚接触者として自宅で健康観察を行い、発熱などの症状が出た時点で受診やオンライン診療を検討してください。

元気な状態で病院に行くと、かえって感染リスクを高めてしまうこともあります。

オンライン診療で「コロナの診断」はできますか?

オンライン診療のみでコロナの確定診断(陽性判定)を行うことは、原則として検査を行わないため難しい場合があります。

ただし、地域の流行状況や症状、自宅での検査キットの結果(陽性の写真など)を医師が確認し、臨床的に診断することは可能な場合も。

確定診断が必要かどうかは、保護者の希望や医師の判断によります。

解熱剤を使っても熱が下がらないときはどうすればいい?

解熱剤を使っても、必ず平熱まで下がるとは限りません。

1度〜2度下がって、子どもが少し楽になれば、薬の効果は出ていると考えられます。

熱が下がりきらなくても水分が取れていて眠れているなら、追加で薬を使わずに様子を見ておくようにしましょう。

用法用量を守らずに連続して使用することは避けてください。

子どものコロナ初期症状は慌てず観察!不安ならオンライン診療で相談を

子どもがコロナにかかると心配になりますが、数日で回復するケースが多いです。

まずは落ち着いて、子どもの呼吸や顔色、水分の摂取状況を観察しましょう。

この記事のまとめ
  • 子どものコロナは発熱・咳・喉の痛みが主で、嘔吐や下痢を伴うこともある
  • 呼吸が苦しい、顔色が悪い、水分が取れない時はすぐに救急へ
  • 発熱外来が予約できない時や移動が大変な時は、オンライン診療が便利

「夜中で病院が開いていない」「判断に迷う」という時は、一人で抱え込まずに専門家を頼るとよいでしょう。

自宅にいながら医師と繋がり、アドバイスや処方を受けられる小児科オンライン診療サービス「あんよ」の利用も検討してみてください。

LP