マイコプラズマ肺炎で学校は休む?出席停止の扱いと登校再開の目安を解説

マイコプラズマ肺炎で学校は休む?出席停止の扱いと登校再開の目安を解説

「治り次第ご連絡ください」。学校にそう言われても、マイコプラズマ肺炎の「治った」をどこで判断すればよいのか、迷いますよね。熱は下がったのに咳は残る。検索で出てくる学校の通知も、書いてある日数が学校ごとに違って見えます。

判断がつかないのは、調べ方が足りないからではありません。マイコプラズマ肺炎は、休む日数が法令で決められていない側の感染症だからです。

この記事でわかること
  • インフルエンザのような「何日休む」という決まりはなく、学校が必要と判断したときだけ、校長から休むよう指示されます。
  • 登校は日数ではなく、熱・夜の咳・食事と遊びの3点で考え、最後は主治医と学校が決めます。
  • 登校許可証明書が要るかは学校ごとに違い、症状のないきょうだいを休ませる決まりはありません。

熱の経過や検査・治療の流れは子どものマイコプラズマ肺炎の経過をまとめた記事にまとめました。ここでは、学校を休ませるかどうかの判断だけを扱います。

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本記事の編集方針について

あんよマガジンは、編集方針に基づき、公的機関の発表資料や学会ガイドライン等の一次情報を確認したうえで記事を制作しています。

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本記事は、疾患や症状に関する一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療方針を示すものではありません。また、特定の医薬品・医療機器・治療法の効果を保証・推奨するものでもありません。気になる症状やご不安がある場合は、自己判断せず、医療機関にご相談ください。

なお、本記事の内容は公開時点の情報に基づいており、最新の医学的知見や制度改正により変わる場合があります。

当社は記事制作にあたり、医療法、医療広告ガイドライン、医薬品医療機器等法(薬機法)、健康増進法、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)等の関係法令・指針を踏まえて制作しています。

目次

マイコプラズマ肺炎は学校の出席停止になりますか

結論

一律には決まっていません。重大な流行が起きたときなど必要な場合に限り、校長が休むよう指示します。

学校保健安全法と施行規則ではどう決まっているか

学校保健安全法第19条は、感染症にかかっている、かかっている疑いがある、かかるおそれのある児童生徒等について「出席を停止させることができる」と定めます。決めるのは校長です。

病名ごとの扱いは、法律の細かい決まりを置いた学校保健安全法施行規則にあります。施行規則第18条は、学校で予防すべき感染症を3つに分けました。

第一種はエボラ出血熱やペストなど、治るまで休む重い感染症です。第二種はインフルエンザやはしか(麻しん)など、休む日数が決まっているものを指します。インフルエンザなら施行規則第19条に「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」とあります[1]。

第三種は流行性角結膜炎(はやり目)などで、日数を置きません。並びの最後は「その他の感染症」という受け皿で終わります。マイコプラズマ肺炎(マイコプラズマ感染症)の病名は、このどこにも出てきません。

マイコプラズマ肺炎は学校を休む日数が法令で決まっていないことをインフルエンザと比べて示した図解

日本呼吸器学会など6つの学会・部会は声明(2024年11月19日一部修正)で、マイコプラズマ肺炎は「学校保健安全法施行規則で学校において予防すべき感染症として明示されていない」と述べています。そのうえで、通常見られない流行が起きたときに限り、校長が学校医の意見を聞き、第三種の感染症の「その他の感染症」として緊急的に出席停止にできるとしました。

検索すると「第三種学校伝染病に指定」と書いた記事も見かけます。ただ、病名で指定されているわけではありません。必要になったときにその枠で扱われうる、という位置づけです。

病気の例休む期間の決まり方
インフルエンザ・はしか(第二種)発症後や解熱後の日数が条文にある
はやり目など(第三種)医師が「感染のおそれがない」と認めるまで。日数の決まりはない
マイコプラズマ肺炎病名の指定はない。流行時に限り第三種と同じ扱いになりうる

第三種について施行規則第19条が定めるのは「病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」だけです。学校ごとの通知が食い違って見えるのは、ここに理由があります。

流行の状況で変わりうるのは、学校が休むよう指示するかどうかです。家庭で学校へ戻る目安にするのは、熱と夜の咳、そして食事と遊びの3点です。

いつから学校に行ける?休む日数ではなく熱と咳の状態で決まります

熱が下がったまま・夜に咳で目を覚まさない・食事と遊びがふだんどおりの3点でマイコプラズマ肺炎の子どもの登校の目安を確かめる図解
結論

熱が下がったまま、夜に咳で目を覚まさない、食事と遊びがふだんどおり。この3点で考え、日数は数えません。

日本小児科学会の「学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説」(2025年4月改訂版)は、発熱や激しい咳が治まり、全身の状態がよければ登校・登園できると示しています。

家庭で確かめるのは、次の3点です。

  1. 熱が下がって、そのまま戻っていないか
  2. 夜、咳で目を覚まさずに眠れているか
  3. 食事と遊びがふだんの調子に戻っているか

3つそろったら、朝のうちに学校へ電話し、行かせたいと伝えます。書類が要るかの聞き方は、次の見出しにまとめました。そろわないうちは、日数を数えても答えは出ません。

学校へ戻る前にもう一度受診しておきたいのは、たとえば抗菌薬を飲み始めて3日たっても熱が下がらないとき、下がった熱がまた上がったとき、医師から次の受診日を言われているときです。ほかにも気になる様子があれば、下の「受診の目安」を見てください。夜のうちに主治医へ連絡できず、朝まで待ってよいか迷うときは、子ども医療電話相談(#8000)で相談できます。#8000では、小児科医師や看護師が対処の仕方や受診の目安を助言します[2]。

解熱後や抗菌薬の開始から何日という決まりはありますか

再開の基準としての固定日数は、法令にも学会の資料にも見当たりませんでした。

「解熱後2日」「治療開始から3〜5日」といった数字は、法令由来ではなく医療機関や学校それぞれの実務上の目安です。学校の通知を見比べて日数が違って見えるのも、法令に定めがなく、それぞれが独自の目安を置いているからです。

日本小児科学会の「小児のマイコプラズマ肺炎の診断と治療に関する考え方」(2025年3月改訂)は、最初によく使われる抗菌薬であるマクロライド系薬について、飲み始めて2〜3日以内に熱が下がれば効いているとおおむね評価できるとしています[3]。薬の効き目を見る目安であって、学校へ行ってよい日ではありません。

近年は抗菌薬(抗生剤)が効きにくい耐性菌が増えました。日本小児科学会の同じ資料は、マクロライド系薬が効かない肺炎では、必要と判断されれば別の系統の抗菌薬を考慮するとしています。前掲の声明も、抗菌薬で治療しても熱が下がらない場合は再度医療機関に相談するよう呼びかけています。

注意

飲み始めて3日たっても熱が下がらないときは、処方した医師へ経過を伝えてください。

薬を替えた場合も、学校へ戻る目安は3点のままです。3点がそろうか迷うときも、最後に決めるのは学校と主治医です。

迷う夜のうちにできることは、次の2つです。

  • 熱と咳の様子をメモしておき、翌朝の電話で学校へそのまま伝える
  • 朝までに相談しておきたいときは、#8000に電話するか、オンライン診療で医師に診てもらう

咳が残っているときはどう考えますか

公的機関・学会の資料を見ても、マイコプラズマ肺炎の咳だけを理由に学校を休ませる基準は見当たりませんでした。

厚生労働省のマイコプラズマ肺炎のページは「せきは熱が下がった後も長期にわたって(3〜4週間)続くのが特徴です」と記しています[4]。消えるまで待っていると、1か月近く休ませることになりかねません。

見るのは、残っているかどうかではなく程度です。保育所向けではありますが、こども家庭庁の保育所における感染症対策ガイドラインも、咳のときに登園を控えるのが望ましい場合の一つに「夜間しばしば咳のために起きる」を挙げています。夜間に何度も目を覚ますほどの咳なら、まだ自宅で休ませる段階でしょう。咳き込んで話が途切れても、咳が収まれば息は落ち着いている、という状態はここに入ります。

区別してほしいのは、呼吸そのものが苦しそうなときです。

  • 咳が収まっても息が速い
  • 肩で息をしている
  • 唇や顔色が紫っぽい

どれかに当てはまれば、咳の程度を考える場面ではありません。119番、または子ども医療電話相談(#8000)へ連絡してください。

日中に数回出る程度で、睡眠と食事が戻っていれば、学校へ行かせる相談をしてよい状態と考えられます。体育や外遊びの扱いは、担任へ一言添えておくと当日困りません。

咳の程度で迷うときも、最終判断は学校と主治医です。前の晩のうちに、次の準備をしておきましょう。

  • 夜中に咳で何回起きたかを控え、朝の電話で学校へ伝える
  • 聞きたいことがあれば、夜でも#8000に電話するか、オンライン診療で医師に相談する

いつまでうつるのか、広げないために何ができるか

うつり方について公的機関・学会の記述を整理すると、次のとおりです。

  • 潜伏期間は2〜3週間で、厚生労働省・国立健康危機管理研究機構(旧・国立感染症研究所)・日本呼吸器学会の記述が一致しています
  • 広がり方は飛沫感染が主で、厚生労働省と国立健康危機管理研究機構は接触感染も挙げています[5]

原因となる菌や感染の広がり方の詳しい説明はマイコプラズマ肺炎の解説記事にあります。

こども家庭庁の「保育所における感染症対策ガイドライン」(2018年改訂版・2023年5月一部改訂)は、感染しやすい期間を「適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後数日間」としています。「数日間」を何日と定めた公的な資料は見当たりません。

登校・登園の目安が日数ではなく、熱と激しい咳が治まったかどうかに置かれているのは、そのためです。3点がそろったあと、薬の何日目かでさらに待つよう求めた資料も見当たりませんでした。

国立健康危機管理研究機構の資料では、菌は4〜6週間以上出ることがあるとされています[6]。3点がそろって学校へ行かせる場合も、次のことを続けてください。

  • 咳が止まるまでは、マスクの着用と手洗い
  • 咳が止まったあともしばらくは、手洗いと、タオルや水筒を分けること

マスクをいつ外すか、体育にいつ戻るかといった学校へ戻ったあとの扱いも、最終判断は学校と主治医です。

治りかけをどう考えるかは風邪の治りかけはいつまでうつるかの記事でも整理しています。

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登校許可証明書は必要?学校と保育園で違う点を解説

結論

証明書が要るかどうかは学校ごとに違います。証明書をもらいに小児科へ行く前に、要るかどうかを学校へ確認してください。

学校保健安全法と同法施行規則には、登校許可証明書の提出を定めた条文が見当たりません。求めるかどうかは学校や自治体ごとの運用で、「治癒証明書」と呼ぶところもあります。

電話では、次のように聞けば迷いません。

「マイコプラズマ肺炎と診断されました。登校するときに提出する書類は必要でしょうか。必要な場合、様式はどちらでいただけますか」

保育園の登園届とは何が違いますか

幼稚園は学校教育法第1条で「学校」に含まれ、学校保健安全法の対象です。扱いは小中学校と同じ側になります。

保育園(保育所)は、根拠にする文書が別です。前掲のこども家庭庁のガイドラインは、マイコプラズマ肺炎を「医師の診断を受け、保護者が登園届を記入することが考えられる感染症」に分類しました。ガイドライン上は医師の意見書を求めていませんが、園が独自に医師の書類を求める場合もあるため、通っている園に確認してください。

項目学校(幼稚園・小中高)保育園(保育所)
根拠となる文書学校保健安全法・同施行規則こども家庭庁のガイドライン
判断する人校長(学校医の意見を踏まえる)医師の診断を受けて保護者が登園届を記入
求められる書類学校ごとに異なる。証明書を求める学校もあるガイドライン上は登園届。園が医師の書類を求めることもある
費用の扱い証明書が要る場合、発行費用は医療機関ごとに異なる登園届は保護者が記入。園が医師の書類を求める場合は医療機関に確認

小学生と保育園児のきょうだいがいると扱いが違って混乱しますが、根拠にしている文書が別だと考えると整理がつきます。ほかの感染症での園の扱いは手足口病の登園基準の記事にまとめました。

学校から証明書が要ると言われたら、様式を学校や自治体のサイトで配布していないか確かめます。発行費用は、受診の予約や受付のときに医療機関へ聞いてください。書類の要否が分かる前に受診すると二度手間になるため、学校への確認を先にします。

きょうだいの登校はどうなる?休んだ日の扱いと学校への伝え方も解説

結論

症状のないきょうだいを一律に休ませる決まりはありません。学校への電話では、診断と熱の経過を伝え、休んだ日の扱いを聞きます。

きょうだいは学校を休ませるべきですか

症状が出ていない兄弟姉妹(きょうだい)を一律に休ませる根拠は、法令上ありません。

学校保健安全法第19条が対象にするのは、感染症にかかっている、疑いがある、かかるおそれのある児童生徒等です。濃厚接触にあたるとしても、症状のない子を自動的に休ませる条文にはなっていません。保育園に通うきょうだいについても、前掲のガイドラインは「登園のめやす」を本人の症状で置いています。

ただしマイコプラズマ肺炎は潜伏期間が主に2〜3週間と長く、しばらくたってから発症することがあります。熱や咳が出てきた時点で、受診を検討してください。

朝の電話で学校に伝えること

「マイコプラズマでお休みします」だけでは、学校も休みの扱いを決められません。電話では、次の4点を伝えます。

  • 医師から言われた病名と、診断を受けた日
  • 熱が下がった日(まだなら、その旨)
  • 処方されている薬と、飲み終わる予定日
  • 次の受診の予定

続けて「休んだ日は、欠席とは別の扱いになりますか」と聞きます。書類の要否は、前の見出しにある聞き方をそのまま使えるはずです。3点がそろわず休ませると決めた場合は、保護者の出勤をどうするかを今夜のうちに職場へ連絡しておくと、朝は学校への電話だけで済みます。

受診の目安と家庭でできるケアを解説

すぐに受診・救急へ連絡する

  • 呼吸が苦しそう、肩で息をしている
  • 唇や顔色が紫っぽい
  • 水分がとれない
  • ぐったりして呼びかけへの反応が鈍い
  • けいれんを起こした

こうした様子があれば119番、または子ども医療電話相談(#8000)へ連絡してください。こども家庭庁の保育所向けガイドラインも、呼吸が苦しそう、顔色が悪くぐったりしている、水分が摂れない、けいれんが起きたといった様子を「至急受診が必要と考えられる場合」に挙げています。肺炎の悪化や合併症がないかを、診察で確かめる必要がある様子です。

診療時間内に受診する

  • 抗菌薬を飲み始めて3日たっても熱が下がらない
  • 下がった熱がまた上がった
  • 咳が悪化している
  • 薬を飲みきったのに熱が続く

このあたりは、当日中に医師へ相談する場面です。夜で主治医に連絡できず、朝まで待ってよいか迷うときは、#8000に相談できます。

家で様子を見る

熱が下がって食事がとれており、咳はあるが夜は眠れている。この段階なら自宅で経過を見ながら、学校へ戻る相談へ進めます。

家庭では水分をこまめにとらせ、睡眠の時間を確保します。処方された抗菌薬は、症状が軽くなっても指示された日数ぶんを飲みきってください(前掲の日本小児科学会の資料も、抗菌薬ごとに推奨される投与期間を守るよう求めています)。日本医師会は、痰を軟らかくして出しやすくするための加湿をすすめています。換気もあわせて続けましょう。

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マイコプラズマ肺炎と学校に関するよくある質問

学校の通知と、調べて出てくる情報が違います

どちらかが誤りとは限りません。休む日数の定めがないため、学校ごとに独自の目安を置いていることがあります。従うのは、通っている学校の運用です。

休んだ日は欠席になりますか

校長の指示で休んだ日(学校保健安全法第19条の出席停止)は、学校の成績や出欠の公式記録(指導要録)で、欠席とは別の「出席停止・忌引等の日数」の欄に数えられます[7]。マイコプラズマ肺炎をその扱いにするかどうかは学校ごとの判断なので、電話のときに「欠席とは別の扱いになりますか」と聞いてください。

咳だけが残っています。行かせてよいでしょうか

熱が下がったままで、次の2つがそろっていれば、学校へ行かせる相談をしてよい状態と考えられます。

  • 夜、眠れている
  • 食事がとれている

厚生労働省も咳が3〜4週間続く特徴を挙げており、完全に消えるまで待つ運用は現実的ではありません。

薬を飲みきっても咳が治りません

咳が熱の下がった後も3〜4週間続くのは、厚生労働省もこの病気の特徴として挙げています。薬を飲みきったあとに咳だけが残ること自体は、その経過に当てはまります。ただし、次のときは診療時間内に受診して医師に相談してください。

  • 咳が悪化している
  • 下がった熱がまた上がった
クラスが学級閉鎖になったら、登校再開はどう考えますか

学級閉鎖(臨時休業)は、学校保健安全法第20条により学校の設置者(公立小中学校なら市区町村の教育委員会など)が行うもので、期間は学校からの連絡で確かめます。休んでいる子ども自身が学校へ戻る日は、閉鎖とは別に熱・咳・ふだんの過ごし方の3点で考えます。

夜のうちに、医師に診てもらって確かめる方法はありますか

この記事で示せるのは、一般的な目安までです。お子さんの熱と咳が3点のどこまで来ているかは、診察した医師でなければ判断できません。朝まで待ってよいかの助言がほしいだけなら、前掲の#8000に電話できます。医師の診察を受けて今の状態を確かめたいときは、オンライン診療も選べます。

注意

呼吸が苦しそう、唇や顔色が紫っぽい、水分がとれない、ぐったりしているときは、予約を待たずに119番、または子ども医療電話相談(#8000)へ連絡してください。

小児科オンライン診療サービスあんよの概要は、次のとおりです。

  • 診療する人|提携医療機関の医師
  • 診療時間|毎日6時から23時。仕事から帰ったあとや寝かしつけのあとも、家から相談できる
  • 予約|LINEで友だち追加して予約する
  • 費用|システム利用料は0円。診療費は健康保険の対象で、子ども医療費助成を使えるかは都道府県ごとに違う
  • 用意するもの|保険証、子ども医療証、保護者の身分証明書

提携している医療機関は24、累計の診療件数は29万件以上です(2023年1月〜2026年8月・当社集計値)[8]。

向いているのは、熱は下がったのに咳が残り、3点がそろったと言えるか自信が持てない夜です。薬を飲み始めて3日たっても熱が下がらないときは、診療時間内に処方した医師を受診するのが基本で、対面での検査が要ることもあります。控えておいた熱と咳のメモを見ながら、家から様子を伝えられます。

向いていないのは、上の注意にある様子が一つでもあるときです。診察の結果、対面での受診が必要と判断されることもあります。

条件

診療するのは提携医療機関の医師で、薬を出すかどうかは診察した医師が判断するため、薬が出ない場合もあります。登校してよいかを最後に決めるのは学校と主治医です。学校から登校許可証明書を求められている場合は、発行できるかを予約の前に確かめてください。

熱と咳のメモを手元に、今の状態を医師に確かめておきたいときは、小児科オンライン診療サービスあんよへ相談を検討してみてはいかがでしょうか。公式サイトでは、LINEでの予約の流れを確かめられます。子ども医療費助成を使えるかは住んでいる地域で違うため、予約の前に確認してください。

【まとめ】日数ではなく熱と咳の状態で決まり、最後は学校と主治医が判断します

熱が下がらない、咳が悪化しているなど受診の目安に当たるときや、学校から証明書を求められたときは、医師に相談します。それ以外は、熱・夜の咳・食事と遊びの3点がそろえば、朝の電話で学校に伝えます。

この記事のまとめ
  • マイコプラズマ肺炎にはインフルエンザのような日数の決まりがなく、学校で大きな流行が起きたときなど、校長が必要と判断したときだけ休むよう指示されます。
  • 目安は、熱が下がっていること、夜に咳で目を覚まさずに眠れていること、食事と遊びがふだんに戻っていることの3点です。
  • 「解熱後2日」などの数字は法令由来ではなく、医療機関や学校の実務上の目安になります。学校ごとに運用が違う理由もそこにあります。
  • 登校許可証明書を求めるかどうかは学校の判断です。幼稚園は学校と同じ扱いで、保育園(保育所)は登園届と、根拠にする文書も書式も別になっています。
  • 症状のないきょうだいを休ませる決まりはありません。ただし潜伏期間が主に2〜3週間と長いため、しばらくたってからの発症には注意します。

今夜できるのは、熱が下がった日をメモしておくことと、朝いちばんに学校へ伝える4点と聞く一文を決めておくことです。日数を数える必要はありません。

参考資料(出典一覧)

番号は本文中の[1]などの番号に対応しています。

  1. 学校保健安全法施行規則(e-Gov法令検索) ↩
  2. 厚生労働省「子どもの症状は♯8000」 ↩
  3. 日本小児科学会「小児のマイコプラズマ肺炎の診断と治療に関する考え方」(2025年3月改訂版) ↩
  4. 厚生労働省「マイコプラズマ肺炎」 ↩
  5. 国立健康危機管理研究機構「マイコプラズマ肺炎」 ↩
  6. 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト(2024年9月19日発行) ↩
  7. 文部科学省「〔別紙1〕小学校及び特別支援学校小学部の指導要録に記載する事項等」 ↩
  8. ジークス株式会社 公式サイト(提携医療機関数・累計診療件数) ↩
  9. 学校保健安全法(e-Gov法令検索)
  10. 学校教育法(e-Gov法令検索)
  11. 日本呼吸器学会ほか「マイコプラズマ感染症(マイコプラズマ肺炎)急増にあたり、その対策について」(2024年11月19日一部修正)
  12. 日本小児科学会「学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説」(2025年4月改訂版)
  13. こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン」(2018年改訂版・2023年5月一部改訂)
  14. 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(♯8000)について」
  15. 日本医師会「白クマ先生の子ども診療所:せき、喘息」

最終更新:2026年9月30日

更新履歴:2026年9月23日 記事を作成