「RSウイルスと診断されたけれど、いつから保育園に行けるのかな…」
「熱は下がったものの、咳が残っていて登園させていいか迷う?」
RSウイルス感染症には、インフルエンザのような明確な出席停止期間の定めはありません。そのため、解熱後も咳が続く際、どの程度回復すれば登園可能か悩んでしまいますよね。
登園再開の目安は、熱が下がり咳などの呼吸器症状が落ち着いて、食事が摂れるなど全身状態が良いことです。
この記事では、RSウイルス感染後の登園基準や家庭でのケア方法について、注意すべき重症化サインもあわせて解説します。
RSウイルスで保育園は出席停止になる?登園再開の目安
RSウイルスには一律の停止期間はありませんが、解熱に加え、咳や喘鳴などの呼吸器症状が落ち着き、全身状態が良いことが登園の目安です。
激しい咳が続く間は自宅で様子を見つつ園へ状況を共有し、登園再開時に必要な書類についても事前に確認しておきましょう。
何日休む?欠席の目安
登園再開の目安は、咳や鼻水などの呼吸器症状が落ち着き、全身状態が良いことです。
園の基準により、集団生活に支障がない程度に軽快を目安にする場合もあります。
熱が下がっても、以下の状態であれば登園を控えることが推奨されます。
- 激しい咳や鼻水が続いている
- 食事がいつも通り摂れない
- 機嫌が悪く、ぐったりしている
- ゼーゼー(喘鳴)がある
RSウイルス感染症は経過に個人差があり、咳が続いたり、途中でゼーゼーが出たりすることもあります。
呼吸器症状が残っている間は周囲にうつしやすく、また体調が十分でない状態で集団生活に戻ると負担が増えて症状が悪化する恐れもあります。
熱は下がったけれど咳だけ残るという状態でも、呼吸時にゼーゼー音がしたり、夜眠れないほどの咳だったりするときは欠席させ、自宅で様子を見ましょう。
園に言わないとだめ?報告と相談の要点
感染が疑われた時点で、園のルールに沿って早めに保育園へ共有します。集団生活では、情報共有により対応を取りやすくなるためです。
報告時は、受診結果に加え、発熱の経過や現在の症状を正確に伝えます。
登園のタイミングに迷う場合は「熱はないが軽い咳が残る」といった子どもの具体的な様子を伝えて、園の方針も確認しながら判断しましょう。
登園を許可する書類が必要か確認
登園再開時に書類の提出が必要か、事前に園へ確認します。
自治体や施設によって、医師の意見書を求めるか、保護者記入の登園届で済むかルールが異なるためです。
再開当日に慌てないよう、園のしおりやお知らせ一覧を参照してください。書類が必要な場合は、症状回復後の受診時に医師へ作成を依頼します。
RSウイルスの症状の経過と重症サイン
風邪のような初期症状から数日後に悪化し、咳や喘鳴が出ることがあります。
特に乳幼児は肺炎などに進展しやすいため、呼吸の苦しさや顔色の悪さ、哺乳不良といった重症サインを見逃さないよう、経過を慎重に観察してください。
発症から回復までの流れ
感染から回復するまでは、段階的に症状が変化するのが特徴です。最初は普通の風邪に見えますが、数日後に悪化するケースがあるため注意が必要です。
- 潜伏期間は2日から8日程度、感染してもすぐには発症しないことがある
- 初期は発熱や鼻水など、風邪に似た症状から始まることが多い
- その後、重くなる場合には咳がひどくなり、ゼーゼーする場合がある
- 回復期は徐々に良くなるが、咳がしばらく続くことがある(個人差)
日々の変化(咳の増え方・呼吸の苦しさ・水分が取れているかなど)をメモし、悪化のサインを見逃さないようにしましょう。
気をつけるべき重症サイン
次のような症状が見られたら、速やかに医療機関の受診が必要です。
| チェックする症状 | 具体的な様子 |
|---|---|
| 呼吸が苦しそう | 呼吸が速い、息を吸うときに肋骨の間がペコペコへこむ(陥没呼吸) |
| 変な音がする | 呼吸をするたびに胸から「ゼーゼー」「ヒューヒュー」音がする |
| 顔色が悪い | 唇が紫っぽくなる、顔全体の血色が悪い(チアノーゼ) |
| ミルクが飲めない | 息が苦しくておっぱいやミルクが十分に飲めない |
特に初めて感染した乳幼児では、咳の悪化や喘鳴、呼吸困難が出て細気管支炎・肺炎へ進展することがあります。
また、生後1か月未満では無呼吸発作に注意が必要です。
RSウイルスの家庭内での感染拡大を防ぐ対処法
家庭内での感染拡大を防ぐには、飛沫だけでなく接触への対策が重要です。
丁寧な手洗いと共有部分の消毒を徹底し、タオルは家族で分けるかペーパータオルを使うなどして、ウイルスを広げにくい環境を整えましょう。
うつしやすい場面と対策
家庭内では飛沫だけでなく、接触による感染拡大に注意が必要です。
鼻水や唾液が付着した手指・物品を介して、うつることがあります。
特に、おもちゃ・手すり・ドアノブなど日常的に触れる場所は感染が広がりやすいため、こまめな清掃・消毒が有効です。
抱っこや遊びの場面でもウイルスは広がります。触れる頻度が高い場所を中心に、塩素系消毒剤での消毒や、流水と石けんでの手洗いを徹底し、対策しましょう。
手洗いの徹底
感染予防においては、毎日の丁寧な手洗い・手指消毒と、接触が多い場所の清掃・消毒が重要です。
流水・石けんによる手洗いで手指についたウイルスを落とし、補助としてアルコール製剤も活用しましょう。
帰宅時や食事の前や鼻水を処理した後は、石けんで洗い流す習慣をつけ、手が触れる場所の消毒も並行して行いましょう。
タオルの分け方
タオルは共用せず、家族それぞれで分けて使うと安心です。同じタオルを使い回すと、付着したウイルスを他の家族が広げてしまう原因になります。
手拭きタオルは個人別に用意するか、可能ならペーパータオルを使いましょう。こまめな洗濯と交換を心がけ、洗面所での接触リスクを下げることが重要です。
RSウイルス感染後の保育園登園に関するよくある質問
- きょうだいは登園できる?
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きょうだいでも発熱や咳などの症状があれば、登園は控えるようにします。
RSウイルスは接触・飛沫で広がり、呼吸器症状のある間は感染が広がりやすいためです。
無症状の場合でも、濃厚接触の状況を園へ伝え、登園可否の判断を仰ぎましょう。
- 大人にうつるとどうなる?
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大人が感染した場合、健康な方であれば軽い風邪症状で済むことが多いといわれています。
ただし、感染した子どもを看病する保護者や医療スタッフでは、濃厚に曝露して症状が強く出る場合があります。
一方で高齢者や基礎疾患がある方は、肺炎などで重症化する恐れがあり注意が必要です。
- 咳だけでも休ませる?
-
熱が下がっても咳が強く、集団生活が難しい場合は登園を控えます。
咳の悪化に加えて、ゼーゼー(喘鳴)や呼吸が苦しそうなどの症状がある場合、細気管支炎・肺炎へ進展することがあるため注意が必要です。
呼吸時に音がしたり、苦しそうだったりする際は早急に受診しましょう。
保育園に行ける?RSウイルスの症状で判断に迷ったらオンライン診療で相談
RSウイルスは感染力が強く、登園再開の判断に迷いやすい病気です。熱が下がっても無理は禁物ですので、以下のポイントを振り返っておきましょう。
- RSウイルスにかかったときの出席停止期間は定められていない
- 登園再開は解熱だけでなく、咳などの呼吸器症状が落ち着くことが目安
- 家庭内では手洗いやタオルの共用を避けて感染対策を徹底する
「まだ咳が残っているけど登園していいのかな?」「兄弟にうつっていないか心配」など、判断に迷うときは小児科オンライン診療あんよの活用も検討してみてください。
自宅にいながら医師に相談できるため、外出を控えながらアドバイスを受けられます。
焦らず、お子さんのペースに合わせて日常に戻っていきましょう。

