朝、子どもの布団をめくると、またおねしょでシーツが濡れている。毎朝の洗濯が続くと、ため息が出ますよね。叱っても仕方がないと分かっていても、このままでいいのか、家でできる対策はないのかと気になるものです。この記事では、家で続けやすい夕方の水分と食事、寝る前のトイレ、寝具の準備、声かけの4つの工夫と、相談を考える目安を解説します。慌てずに、できるところから試してみてくださいね。
おねしょは、しつけや育て方のせいではありません。家では、夕食と最後の飲み物を寝る2時間前(できれば3時間前)までに済ませ、寝る直前にトイレへ行き、夜中は起こさずに見守ります。濡れても責めない声かけと、片付けやすい寝具の準備があれば、親子とも続けやすくなるでしょう。昼間のおもらしやおしっこの痛みがあるとき、本人や家族が困っているときは、7日間の記録を持って小児科に相談しましょう。
おねしょの原因や医療機関での治療、年齢ごとの目安は、子どもの夜尿症(おねしょ)の原因と年齢別の目安を解説した記事で詳しく紹介しています。ここでは、家でできる工夫に絞ってまとめました。
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おねしょ対策は何から始める?今夜からできる4つの工夫
おねしょ対策で始めるのは、夕方からの水分と食事・寝る前のトイレ・寝具の準備・朝の声かけの4つです。どれも特別な道具や費用はいらず、今夜から試せます。

| 工夫 | 今夜からやること | ねらい |
|---|---|---|
| 水分と食事 | 夕食と最後の飲み物を寝る2〜3時間前までに済ませ、塩分を控えめにする | 眠っている間に作られるおしっこを減らす |
| 寝る前のトイレ | 布団に入る直前にもう一度トイレへ行く | 膀胱を空にしてから眠る |
| 寝具の準備 | 防水シーツを敷き、替えのシーツと着替えを寝室に置く | 夜中と朝の片付けを短くする |
| 声かけ | 夜中は起こさず、濡れた朝も責めない | 睡眠と子どもの気持ちを守る |
1つを変えれば結果が出る、という性質のものではありません。4つをまとめて毎日の流れにするのが、家でできる工夫の中心です。
おねしょが起こるしくみと焦らなくてよい理由
おねしょの原因は、眠っている間に膀胱がいっぱいになっても、尿意で目を覚ませないことが土台です。そこに、夜の膀胱の働きが未熟なことや、夜に作られるおしっこが多いことが重なって起こります[1]。同じページは、おねしょを親の育て方や子どもの性格のせいにしないよう明記しています。
おねしょは、体の成長とともに少しずつ減っていくことが多いものです。医師向けの指針である日本夜尿症学会・夜尿症診療ガイドライン(2021年版。学会は現在、日本夜尿症・尿失禁学会に改名)は、おねしょが続いている子どものうち、思春期までは毎年およそ14%がおねしょをしなくなると紹介しています[2]。家の工夫は、その流れを後押しするものと考えましょう。
原因のタイプや医療機関での治療は、子どもの夜尿症(おねしょ)の原因を解説した記事で詳しく紹介しています。
おねしょを減らす夕方〜寝る前の水分と食事は?
水分は一日中減らすのではなく、朝と昼は我慢させずに飲み、夕方以降を控えめにします。学会の指針も、夕方以降の厳しい水分制限は強くは勧めていません[2]。
| 場面 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 朝〜昼間 | のどが渇いたら我慢させずに飲む。夏は熱中症に気をつける | 夕方以降にまとめて飲まずに済む |
| 夕食(寝る2〜3時間前まで) | 夕食と最後の飲み物を済ませる。塩分・糖分・乳製品を控えめにし、カフェインを避ける | 飲んだ水分の約8割は3時間後に尿になる。夜に作られるおしっこを増やしにくくする |
| 夕食後 | 飲み物は控えめに。のどが渇けば氷を2〜3個 | 厳しく我慢させない |
| 入浴 | 体を温める。湯上がりに渇く子は夕食前に入る | 冷えと夜の飲みすぎを防ぐ |
| 寝る直前 | トイレへ行く。廊下の電気をつけておく | 膀胱を空にして眠る |
| 夜中・朝 | 起こさない。朝は責めずに記録をつける | 睡眠を守り、相談の材料を残す |
表の時刻は、寝る時間から逆算して家庭ごとに当てはめます。全部を一度に守れなくても、夕食の時間と寝る前のトイレから始めれば十分です。
昼間は水分をしっかりとる
昼間に水分を我慢すると、夕方になってのどが渇き、夜にまとめて飲みたくなることがあります。指針は、夜だけのおねしょの子に昼間わざわざ余分な水分を与える必要はないとしながらも、夏は熱中症の危険があるため、水分への注意を妨げるものではないとしています(p.80)。
朝・昼に多め、夕方以降は少なめに配分するという専門家の意見も紹介されています(p.80)。ただし指針の扱いは「意見もある」という参考の位置づけです。
夕食と最後の飲み物は寝る2時間前までに
指針は、夜の水分を就寝2時間前(理想的には3時間前)から控えることを「考慮される」としています(p.79-80)。根拠は、飲んだ水分の約8割が3時間後に尿として出るという研究です。
21時に寝る子なら、18〜19時に夕食と最後の飲み物を済ませる計算になります。仕事や習い事で夕食が遅くなる日もあるでしょう。指針も、夜に運動や習い事がある場合は柔軟に対応するのが望ましいという立場です(p.79・p.81)。
塩分と糖分を控えめにする
指針は、夜のおしっこが増える要因として、水分のとりすぎより塩分のとりすぎを重く見ています。塩分を控えると、のどの渇きも出にくくなるとされています(p.80)。
夕方以降は、牛乳などの乳製品やたんぱく質、糖分の多い食べ物も控えめが望ましいとされます。コーヒーや紅茶、緑茶、清涼飲料水など、カフェインを含む飲み物も避けましょう(p.80-81)。
夕食後にのどが渇いたときの工夫
夕食後の飲み物を何mlまでにするか、という量の目安は指針にありません。量を細かく決めるより、時間と中身で調整するのが現実的です。
どうしてもの渇きが強い日は、製氷皿の氷を2〜3個なめさせる工夫が指針で紹介されています(p.80)。湯上がりにのどが渇く子なら、夕食前に入浴を済ませるのも一案です(p.17)。
水分の制限は、厳しくするほどよいわけではありません。指針は、厳しい水分制限でおねしょが減るという根拠は十分でないとしています(p.79)。子どもがつらそうなときは、我慢させすぎないでください。
寝る前のトイレはどう習慣にする?
布団に入る直前にトイレへ行き、膀胱を空にしてから眠ります。日本泌尿器科学会も、生活の見直しの1つに就寝前のトイレを挙げています[1]。
寝る直前にもう一度トイレへ
夕食→入浴→歯みがき→トイレ→布団という順番を毎晩そろえると、声をかけなくても体が覚えていきます。トイレのあとに絵本を読むなど時間があく日は、電気を消す前にもう一度誘いましょう。
出なくても、便座に座るだけで大丈夫です。「出た・出ない」を評価せず、おねしょを防ぐ寝る前の流れの1つとして続けます。
嫌がる・怖がるときの誘い方
眠いときや遊びを中断されたときは、トイレを嫌がることがあります。「行かないと、また濡れるよ」と脅すと、トイレそのものが嫌な場所になりかねません。
「歯みがきが終わったらトイレだね」と順番の合図にする、親が一緒に行く、といった工夫が続けやすい方法です。
夜に一人でトイレへ行くのが怖い、暗くて怖いという気持ちが、おねしょに関わることもあります。指針は、夜はトイレへ向かう廊下の電気をあらかじめつけておく工夫が有効な場合があるとしています(p.18)。
生活リズム・冷え・便秘はおねしょと関係ある?
生活リズムと便秘は、医療機関でおねしょを診るときに確かめる項目です。指針は、治療の基本を規則正しい生活リズムの継続としており、便秘もあわせて確認する項目に挙げています[2]。冷えについては、寒い季節に体を冷やさない工夫が地域の医師会の解説で紹介されています。
早寝早起きで生活リズムを整える
医師は、起きる時間と夕食、入浴、寝る時間を確かめるところから始めます(p.17)。毎日の時刻がばらつくと、夕食から寝るまでの間隔も日によって変わってしまいます。
早寝早起きで、睡眠を十分にとれる流れを作りましょう。休日も、起きる時間を平日と大きくずらさないのがコツです。
体を冷やさない(季節ごとの注意)
寒い季節は、入浴で体を温め、布団をあらかじめ温めておくなど、寝ているときの寒さや冷えから体を守る工夫が紹介されています[3]。寝間着や靴下で調整し、寒さ対策をしておくと安心です。
夏の暑い時期に気をつけること
夏は汗をかく分、夕方以降に飲みすぎやすくなります。指針も、夏やスポーツで汗をかいた日は寝る前に飲みすぎになりがちだとしています(p.18)。昼間の水分補給は熱中症予防として続け、夕食後の分だけ控えめにしましょう。
便秘を防ぐ
指針は、夜だけのおねしょでも、便秘があれば調べて治療することを提案しています(p.xiii)。医療機関では、排便の回数や便の硬さも本人に確かめます(p.18-19)。
便が出ない日が続く、硬い便を痛がるときは、おねしょと一緒に相談しましょう。家でできる工夫は、子どもの便秘の原因と家庭でできるケアの記事で紹介しています。
おねしょした朝、どう声をかける?叱らない関わり方
親の関わり方の基本は、起こさない・焦らず比べない・怒らずほめる、の3つです。松戸市医師会の解説でも、生活改善の大原則として紹介されています[3]。指針も、家族にまず伝えるべきこととして、おねしょはしつけや心の問題ではないと挙げています(p.79)。
夜中に起こしてトイレへ連れて行かない
夜中に起こしてトイレへ連れて行くことが、おねしょにどう影響するかは、まだ分かっていません。指針は、眠りを妨げることで、かえって夜に作られるおしっこが増えるおそれがあるとしています[2]。
普段は夜間に起こさず、朝までぐっすり眠れる環境を優先しましょう。
叱らない・比べない
おねしょは本人が眠っている間のことで、叱って防げるものではありません。日本泌尿器科学会は、夜尿症の子どもは自尊心が低いという報告を紹介しています[1]。
下の表は、濡れた朝・濡れなかった朝・寝る前のトイレ・きょうだいと比べたくなるときの4つの場面で、つい言いがちな言葉と代わりに使える言い方の例です。今夜の声かけから1つ選んで試してみてください。
| 場面 | 避けたい言い方 | 置き換える言い方 |
|---|---|---|
| 濡れた朝 | 「また?」「もう大きいのに」 | 「着替えようか。シーツはこっちでやるね」 |
| 濡れなかった朝 | 「毎日こうならいいのに」 | 「朝までぐっすり眠れたね」 |
| 寝る前のトイレを嫌がる | 「行かないとまた濡れるよ」 | 「歯みがきが終わったらトイレだね」 |
| きょうだいと比べてしまう | 「弟はもうしないのに」 | 「体が育っている途中なんだよ」 |
責める言葉を減らすのは、子どもの気持ちを守るためです。言い換えた言葉は、家族みんなで同じものを使いましょう。
濡れなかった朝の声かけ
濡れなかった朝は、そのことを一言で認めます。ただ、ほめればおねしょが減るとは限りません。指針が紹介する研究では、おねしょのなかった日にご褒美を与える方法は、何もしなかった子どもたちと比べて、はっきりした改善の差が見られませんでした(p.82-83)。
ほめるのは、結果を出させるためではなく、自分を責めずに過ごしてもらうためです。濡れた日と濡れなかった日で、親の態度が大きく変わらないことも大切でしょう。
今朝から使える言葉は「着替えようか」「ぐっすり眠れたね」「体が育っている途中だよ」の3つです。パパとママで言い方をそろえると、子どもが安心しやすくなります。
寝具はどう準備する?防水シーツの敷き方と夜中の片付け
寝具の準備は、おねしょを減らすためではなく、夜中と朝の片付けを短くするための対策です。親の負担が軽くなれば、家の工夫を長く続けやすくなります。特定の商品やグッズをそろえる必要はありません。

防水シーツの敷き方
夜中に濡れても、上の層を外すだけで寝直せるように重ねておきます。
- STEP 1 敷布団やマットレスの上に、防水シーツを敷く
- STEP 2 その上に、ふだんのシーツを敷く
- STEP 3 さらに防水シーツとシーツをもう1組重ねる
- STEP 4 替えのシーツ、パジャマ、下着、タオルを寝室に置いておく
防水シーツの素材によっては蒸れやすいため、汗をかく季節は通気性も確かめましょう。
おねしょパンツ・ズボンの使いどころ
おねしょパンツ(夜用パンツ)やおねしょズボンは、使ってよいものです。指針は、紙おむつがよいとも悪いとも結論づける根拠はないとしています[2]。
洗濯が親の心身の負担になっているときは、家族の希望に合わせて柔軟に使うべきとされています。一方で、指針が紹介する海外の研究は、紙おむつだけを続けても根本的な治療にはならず、とくに小学生の年代では漫然と使い続けることは勧められないとしています(p.81-82)。使う期間を区切り、様子を見ながら見直しましょう。
濡れた布団・シーツの片付け
夜中に濡れたときは、子どもの着替えを先にし、片付けは最小限にします。
- STEP 1 子どもを着替えさせ、体をタオルでふく
- STEP 2 濡れた上の組のシーツと防水シーツを外す
- STEP 3 下の組が乾いていれば、そのまま寝かせる
- STEP 4 外したシーツは朝に洗う
布団やシーツを洗う前に、洗濯表示を確かめましょう。消費者庁によると、洗濯おけの記号に×が付いたものは家庭で洗えません[4]。家庭で洗えない布団は、クリーニング店に相談しましょう。
家の対策を続けてよい?相談の目安と7日間の記録
判断の軸は、年齢よりも「困っているかどうか」と「ほかの症状があるかどうか」です。指針は、本人や家族が悩んでいる場合には積極的に治療を行うことを推奨しています[2]。
おねしょが一定の年齢を過ぎても続く状態を、医療では夜尿症と呼びます。学会の定義は、5歳以上で月1回以上のおねしょが3か月以上続くものです(p.3)。年齢ごとの目安は、夜尿症の原因と年齢別の目安を解説した記事をご覧ください。
| 目安 | 当てはまる様子 | どうするか |
|---|---|---|
| 家の工夫を続ける | 夜だけのおねしょで、昼間は困りごとがない/元気で、ほかに気になる様子がない | 4つの工夫を続け、記録をつける |
| 小児科に相談 | 工夫を続けても変わらず、本人や家族が困っている/昼間もおもらしやトイレが近いなど、おしっこのトラブルがある/半年ほどなかったのに、また始まった/便秘が続く/いびきが強い、寝ている間に息が止まるように見える/夜のトイレを怖がる | 7日間の記録を持って、診療時間内に相談 |
| 早めに受診 | おしっこのときに痛がる、熱がある/急にのどの渇きを強く訴え、水をたくさん飲んでおしっこの量が多い/急にやせた/昼も夜もいつも下着が湿っている | オンラインより先に、対面で小児科を受診 |
真ん中の段に当てはまっても、慌てる必要はありません。追加の確認が要るかを医師に見てもらう、という位置づけです。
表は、指針(p.xii・p.14-19)と日本医学会連合「オンライン診療の初診に関する提言」をもとに整理しました。半年ほど止まっていたおねしょが再び始まった場合は、ほかの病気が隠れていないかに加えて、弟や妹の誕生、引っ越しや転校といった環境の変化の影響がないかも、医療機関で確かめる必要があるとされています(p.14・p.16)。昼間の症状がある場合も、追加の確認が必要になることがあります(p.14)。
いちばん下の段の様子があるときは、おねしょの工夫より受診を先にしてください。のどの渇きと多飲が急に始まったときは、ほかの病気が隠れていないかを調べる必要があるとされています(p.18)。
7日間の記録のつけ方
おねしょの記録は、相談したときに医師が状況をつかむ材料になります。指針は、7日間の夜尿と昼間のおもらし、7日間の排便、夕食後の飲み物を記録する方法を示しています[2]。
| 記録すること | 書き方の例 |
|---|---|
| おねしょ | ○濡れなかった/△下着が湿る程度/×びっしょり |
| 夕食と飲み物 | 夕食の時刻、夕食後に飲んだものと回数 |
| 寝る前のトイレ | 行った時刻、寝た時刻 |
| 便 | 出たか、硬さ(硬い・ふつう・やわらかい) |
| 昼間の様子 | おもらし、トイレが近い、間に合わない |
| 気づいたこと | 寒かった、習い事で夕食が遅かった など |
指針は、本人と保護者が一緒に記録すると、排泄の様子に気づくよい機会になるとしています(p.19)。○の日に花丸を付けるなど、子どもが楽しめる形で続けましょう。
オンライン診療で相談できる内容
おねしょは、まず話を聞くことから始まる相談です。指針も、初期の診療では病歴を聞くことがもっとも重要としています[2]。
一方で、指針はすべての夜尿症の子どもに、最初の診療で尿検査を行うよう推奨しています(p.xii)。オンラインで相談した結果、医師の判断で対面での受診や尿検査を勧められることがあります。
日本医学会連合の提言は、問診と画面越しの動画だけで診断を確定できる病気はほとんどないとしています。そのため、必要なときは対面診療に切り替えることが前提です[5]。
| 相談できること | オンラインでは難しいこと |
|---|---|
| 今の家の工夫で合っているかの確認 | 尿検査などの検査 |
| 記録を見て、相談の目安に当たるかの確認 | おねしょの原因を確定すること |
| 対面受診が必要か、どこにかかればよいか | 痛みや熱を伴うときの受診の代わり |
オンライン診療の診察は、提携医療機関の医師が画面越しに担当します。おしっこの痛みや熱があるときは、オンラインを待たずに対面で受診してください。
オンラインでの相談が向いているのは、夜だけのおねしょで、今の工夫で合っているかを確かめたいときや、通院の時間を取りにくいときです。表の「早めに受診」に当たる様子があるときや、検査を受けたいときは、はじめから対面の小児科を選びましょう。
おねしょ対策についてよくある質問【FAQ】
- Q1. 夜中に起こしてトイレに連れて行ったほうがいいですか?
-
- 普段は起こさないようにしましょう。夜中に起こすことの効果は分かっておらず、眠りを妨げて夜のおしっこが増えるおそれがあると指針は指摘しています[2]
- 寝る直前のトイレと、夕方以降の水分・塩分の調整を優先しましょう
- Q2. 寝る前に飲ませてもよい飲み物はありますか?
-
- 夕食後は、どの飲み物も控えめが基本です。とくにカフェインを含むお茶やコーヒー、清涼飲料水は避けたいところです(p.81)
- のどの渇きが強いときは、少量の水か、氷を2〜3個なめさせる方法があります(p.80)
- Q3. 夏は水分を控えたほうがいいですか?
-
- 昼間は控えません。指針は、夏は熱中症の危険があるため、水分への注意は妨げるものではないとしています(p.80)
- 控えめにするのは夕食後から寝るまでの時間だけです
- Q4. 昼のトイレトレーニングが終わったのに、夜だけおねしょが続くのはなぜですか?
-
- 昼のトイレは意識して行けても、夜は眠っている間のことで、本人の努力では防ぎにくいためです
- 眠っている間に尿意で目を覚ませないことが土台にあり、しつけの問題ではないとされています[1]
- Q5. 夜のおむつや夜用パンツは、いつ卒業させればいいですか?
-
- 卒業の時期を一律に決める必要はありません。洗濯の負担が大きいあいだは、使ってよいとされています(p.82)
- 小学生の年代では漫然と使い続けることは勧められないとする研究もあるため、記録を見ながら家族で見直しましょう(p.82)
- Q6. 何歳まで家で様子を見てもいいですか?
-
- 年齢より、本人や家族が困っているかどうかで考えましょう。困っていれば、年齢にかかわらず相談してよいとされています(p.xii)
- 年齢ごとの目安は、夜尿症の原因と年齢別の目安を解説した記事で紹介しています
おねしょの片付けが毎朝続くと、親も疲れてしまいます。できる工夫から始め、困ったら一人で抱えずに相談すれば大丈夫です。
※ここから、当社が運営する小児科オンライン診療「あんよ」のサービス紹介(広告)です。
ここまでの工夫は、どの家庭にも共通する一般的な内容です。お子さんが相談の目安に当たるかは、記録を見た医師でないと判断できません。家でのおねしょ対策を続けても様子が変わらず、今のやり方で合っているか確かめたいときは、小児科オンライン診療サービスあんよへ相談を検討してみてはいかがでしょうか。
診療時間は6時から23時までで、LINEから友だち追加して予約できます。相談の際は7日間の記録を手元に置いておくと、医師に様子を伝えやすくなります。
サービスの利用料は無料で、診察の費用は健康保険と子ども医療費助成制度の対象です。助成制度が使える地域は順に広がっています[6]。お住まいの地域で使えるかは、公式サイトの案内でご確認ください。
オンライン診療では尿検査などの検査はできず、医師の判断で対面受診をすすめられることがあります。
【まとめ】おねしょ対策は夕方からの流れを整え、困ったら記録を持って相談しましょう
- 夕食と最後の飲み物は寝る2時間前(できれば3時間前)までに。昼間はしっかり飲み、夕方以降は塩分や糖分、カフェインを控えめにする
- 寝る直前にトイレへ行き、夜中は起こさない。濡れた朝も責めず、家族で同じ言葉を使う
- 防水シーツを2組重ね、替えを寝室に置いて、夜中の片付けを短くする
- 昼間のおもらしや痛み、急な多飲があるとき、本人や家族が困っているときは、7日間の記録を持って小児科に相談する
今夜のおねしょ対策は、夕食の時間を決めることと、寝る前のトイレを流れに組み込むことから始めましょう。
最終調査日:2026年9月21日
参考資料
- 日本泌尿器科学会「『おねしょ』(夜尿症)が治らない」(2026年9月取得) ↩
- 日本夜尿症学会(現・日本夜尿症・尿失禁学会)編『夜尿症診療ガイドライン2021』(2021年11月発行・Minds掲載の全文PDF) ↩
- 松戸市医師会「おねしょと夜尿症」(2026年9月取得) ↩
- 消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」(2026年9月取得) ↩
- 日本医学会連合「オンライン診療の初診に関する提言」(2022年11月24日版) ↩
- ジークス株式会社 プレスリリース(2026年9月1日・サービス情報) ↩
- Mindsガイドラインライブラリ「夜尿症診療ガイドライン2021」(2026年9月取得)
- 日本夜尿症・尿失禁学会 公式サイト(2026年9月取得)

